決勝レース:バレンティーノ・ロッシ、別れを告げたラストダンス

ドゥカティのバグナイア、マルティン、ミラーが表彰台、中上転倒リタイア

最終戦バレンシアGP決勝レース(周回数:27ラップ)は14日、サーキット・リカルド・トルモで行われ、10番グリッドのバレンティーノ・ロッシが13.468秒差の10位。4戦連続10度目のポイント圏内に進出し、26年間のキャリアに終止符を打った。

ドゥカティが表彰台独占
気温20度、路面温度23度のドライコンディションの中、2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは15ラップ目にトップに飛び出し、16ラップ目にはファステストラップを刻んでレースの主導権を握り、2戦連続4勝目。ポールポジションのホルヘ・マルティンは0.489秒差の2位。7戦ぶり4度目の表彰台を獲得し、3番グリッドのジャック・ミラーは0.823秒差の3位に入り、2戦連続5度目の表彰台を獲得。

5番グリッドのヨハン・ザルコは6.993秒差の6位。18番グリッドのエネア・バスティアニーニは10.933秒差の8位。17番グリッドのルカ・マリーニは17位。

ジョアン・ミル4位進出
ウォームアップ走行で今季始初めて1番時計を刻んだ4番グリッドのジョアン・ミルは、5.214秒差の4位。6番グリッドのアレックス・リンスは、3番手走行中の11ラップ目6コーナーで今季12度目の転倒。

ファビオ・クアルタラロ5秒差の5位
8番グリッドのファビオ・クアルタラロは5.439秒差の5位。11番グリッドのフランコ・モルビデリは11位。13番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは12位。

KTMブラッド・ビンダーは7位
7番グリッドのブラッド・ビンダーは8.437秒差の7位。20番グリッドのミゲール・オリベイラは14位。15番グリッドのイケル・レクオナは15位。16番グリッドのダニロ・ペトルッチは18位。

12番グリッドのアレイシ・エスパルガロは12.651秒差の9位。14番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは16位。

中上貴晶、今季3度目の転倒リタイア
19番グリッドのアレックス・マルケスは13位。9番グリッドの中上貴晶は6コーナーで今季12度目の転倒を喫し、開幕戦カタールGP、第6戦イタリアGPに続き今季3度目の転倒リタイア。

チャンピオンシップ
ライダー部門はファビオ・クアルタラロがチャンピオン、フランチェスコ・バグナイアは総合2位、ジョアン・ミルは総合3位。チーム部門は2戦連続3度目のダブルポディウムを獲得したドゥカティ・レノボ・チームが2007年以来2度目のタイトルを獲得。ルーキー・オブ・ザ・イヤーはホルヘ・マルティンが逆転。プラマック・レーシングがトリプルクラウンを達成。

オフィシャルテスト
4日後の11月18日から2日間、ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで2022年シーズン最初のオフィシャルテストが開催。6メーカー、12チームが来季に向けて本格的な準備を始める。

RESULTS

 

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