『MotoE™ワールドカップ』~暫定エントリーリスト

来季開催4年目も18名を継続。大久保光がアバント・アジョから継続参戦を予定

国際モーターサイクリズム連盟は16日、来季開催4年目を迎える『FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』の暫定エントリーリストを発表。開催1年目からのエントリー数『18』を維持する。

開催3年目にタイトル連覇に成功したジョルディ・トーレスをはじめ、ダブル参戦したスーパースポーツ世界選手権でチャンピオンに輝いた総合2位ドミニケ・エガーター、最多勝を誇る総合4位エリック・グラナド、初代王者の総合6位マッテオ・フェラーリ、総合7位マッティア・カサデイ、総合8位ミケール・ポンス、総合12位ケビン・ザンノーニ、総合15位マリア・エレーラが継続。

アジョ・モータースポーツが母体となるアバント・アジョから初参戦して総合11位に進出した大久保光も継続。継続参戦は9名。

開催1年目と2年目に参戦したニッコロ・カネパ、開催1年目に総合2位を獲得したブラッドリー・スミス、総合4位に進出したエクトル・ガルソが復帰。

8年間スーパーバイク世界選手権にレギュラー参戦した経験があり、2021年は英国選手権に初参戦したスペイン出身のハビエル・フォーレス、スーパースポーツ世界選手権からイタリア出身のケビン・マンフレディとスペイン出身のマルク・アルコバ、『Moto2™欧州選手権』の併催大会『スーパーストック600』からスペイン出身のアレイシ・エスクリチ、イタリア選手権からイタリア出身のアレッシオ・フィネッロ。新規参戦は5名。

初開催時から2枠を所有していた『Avintia Esponsorama Racing(アビンティア・エスポンソラマ・レーシング)』は1枠。現時点でライダーは未定。『Sepang Racing Team(セパン・レーシング・チーム)』が母体となっていた『One Energy Racing(ワン・エナジー・レーシング)』は、『WithU GRT RNF MotoE Team(ウィズユー・GRT・RNF・MotoE・チーム)』に名称が変更され、1枠から2枠に増加。

開催3年目に際立つパフォーマンスを披露した総合3位のアレッサンドロ・ザッコーネと総合10位のフェルミン・アルデグエルは、来季『Moto2™クラス』に参戦する。

Entry List_ME_2022

 

2022年暫定開催日程
11チーム18人のレギュラーライダーたちは、3月6日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトに初集結。7日から3日間のプレシーズンテストを実施。『MotoGP™世界選手権』の併催として、全7戦14レースが計画されている。

2022 Provisional MotoGP & MotoE Calendar - (7-12-21)

 

イベントスケジュール
『ENERGICA(エネルジカ)』の電動二輪車『EGO CORSA(エゴ・コルサ)』を使用したワンメイクカップは、開催1年目に全4戦6レースを開催。2年目は全5戦7レース、3年目は全6戦7レースが開催され、来年は最多の全7戦14レースを『MotoGP™世界選手権』の併催して欧州の6ヵ国で開催。

9月21日には、『MotoE™ Grand Prix Commission(MotoE™グランプリ委員会)』が2021年シーズンに向けた競技規則の変更を発表。イベントの新しい方式が導入されることが決まり、標準開催は、金曜にフリー走行1、フリー走行2、公式予選、土曜に決勝レース1、日曜に決勝レース2を実施。公式予選『E-POLE』は、単独のタイムアタックから伝統的なクォリファイングセッションに変更され、公式予選1(Q1)と公式予選2(Q2)が実施される。

 

VideoPass(ビデオパス)』では、1992年3月の開幕戦日本GPから2021年11月のオフィシャルテストまで全ての動画をオンデマンドで配信