『MotoE™ワールドカップ』~アスパル・チームが体制を発表

マリア・エレーラ継続起用、同僚はスーパースポーツ世界選手権に参戦したマルク・アルコバ

FIM Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』に参戦する『Openbank Aspar Team(オープンバンク・アスパル・チーム)』は20日、参戦4年目を迎える今季に向けて、開催1年目の2019年から起用する25歳のスペイン人ライダー、マリア・エレーラのチームメイトに昨年スーパースポーツ世界選手権にデビューした21歳のスペイン人ライダー、マルク・アルコバを抜擢。『Moto2™クラス』に昇格するフェルミン・アルデグエルの後任に指名した。

ENERGICA(エネルジカ)』の電動二輪車『EGO CORSA(エゴ・コルサ)』を使用したワンメイクカップは、初開催時に全4戦6レースを実施。2年目は全5戦7レース、3年目は全6戦7レース、今年は全7戦14レースを『MotoGP™世界選手権』の併催として欧州の6ヵ国で開催。

昨年9月21日、『MotoE™ Grand Prix Commission(MotoE™グランプリ委員会)』は競技規則の変更を発表。イベントの新しい方式が導入されることが決まり、標準開催は、金曜にフリー走行1、フリー走行2、公式予選、土曜に決勝レース1、日曜に決勝レース2を実施。公式予選『E-POLE』は、単独のタイムアタックから伝統的なクォリファイングセッションに変更され、公式予選1(Q1)と公式予選2(Q2)を実施。

昨年12月16日には、エントリーリストが発表され、開催3年目にタイトル連覇に成功したジョルディ・トーレスをはじめ、ダブル参戦したスーパースポーツ世界選手権でチャンピオンに輝いた総合2位ドミニケ・エガーター、最多勝を誇る総合4位エリック・グラナド、初代王者の総合6位マッテオ・フェラーリ、総合7位マッティア・カサデイ、総合8位ミケール・ポンス、総合12位ケビン・ザンノーニ、総合15位マリア・エレーラが継続。

Ajo Motorsport(アジョ・モータースポーツ)』が母体となる『Avant Ajo MotoE(アバント・アジョ)』から初参戦して総合11位に進出した大久保光も継続を予定。継続参戦組は9名。

開催1年目と2年目に参戦したニッコロ・カネパ、開催1年目に総合2位を獲得したブラッドリー・スミス、総合4位に進出したエクトル・ガルソが復帰。

8年間スーパーバイク世界選手権にレギュラー参戦した経験があり、2021年は英国選手権に初参戦したスペイン出身のハビエル・フォーレス、スーパースポーツ世界選手権からイタリア出身のケビン・マンフレディとスペイン出身のマルク・アルコバ、『Moto2™欧州選手権』の併催大会『スーパーストック600』からスペイン出身のアレイシ・エスクリチ、イタリア選手権からイタリア出身のアレッシオ・フィネッロが初参戦。新規参戦組は5名。

初開催時から2枠を所有していた『Avintia Esponsorama Racing(アビンティア・エスポンソラマ・レーシング)』は1枠。現時点でライダーは未定。『Sepang Racing Team(セパン・レーシング・チーム)』が母体となっていた『One Energy Racing(ワン・エナジー・レーシング)』は、『WithU GRT RNF MotoE Team(ウィズユー・GRT・RNF・MotoE・チーム)』に名称が変更され、1枠から2枠に増加。

開催3年目に際立つパフォーマンスを披露した総合3位のアレッサンドロ・ザッコーネと総合10位のフェルミン・アルデグエルは、『Moto2™クラス』に転向する。

11チーム18人のレギュラーライダーたちは、3月6日にヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトに初集結。7日から3日間、11日から3日間のプレシーズンテストを実施する。

2022 Provisional MotoGP & MotoE Calendar - (7-12-21)

 

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