アプリリア・レーシングがファクトリーチームとして始動

エスパルガロ兄とビニャーレスがアプリリア機『RS-GP』のカラーリングを公開

Aprilia Racing(アプリリア・レーシング)』は10日、2022年シーズンのプロジェクトをオンラインで発表。レギュラーライダーのアレイシ・エスパルガロマーベリック・ビニャーレス、テストライダーのロレンソォ・サバドーリがブラックとレッドを基調としたアプリリア機『RS-GP』のカラーリングを公開した。

アレイシ・エスパルガロ
「チームと一緒にトラックに戻ることが待ち切れない。何年も一緒に過ごした後、彼らはもはやメカニックでもエンジニアでもない。本当の家族。その観点から見ると、ウインターブレイクは長く感じてしまう。とても興奮している。何年も経つけど、チャンピオンシップを始めたときのように飢えている。僕はフィジカルゲームの頂点に立つ。」

「最初のテストでは、シルバーストンで獲得した最初の表彰台を含め、様々なカテゴリーに参戦したアプリリアに敬意を捧げたデザインのヘルメットを使った。シーズンを開始し、このブランドのレース遺産に敬意を表す正しい手段だった。目標は、このヘルメットにさらに画像を追加することだ。」

マーベリック・ビニャーレス
「このチームに加入した最初の瞬間から、アプリリアを『MotoGP™』のトップに導くという目的のために選ばれたことに気づいた。この目的に向けて全員が仕事に取り組んでいる。予測することは公平だとは思わない。結果は努力の直接的な成果だと信じているから、仕事と準備に集中することを好む。」

「事前にお互いを知り、一緒に数戦を行い、お互いに必要なことを理解し始めた絶好の機会があり、このアドバンテージを可能な限り活かす必要がある。冬の間にレース部門が取り組んだ仕事に満足。今、トラックでその進化を証明する。」

マッシモ・リボラ(最高経営責任者)
「これは重要なシーズンです。アプリリアがアレッサンドロ・グラミーニと共に最初の世界選手権(1992年/125ccクラス)を制覇してから30周年を迎えるときに、ファクトリーチームとして『MotoGP™クラス』に参戦します。これは大きな責任ですが、エクストラなモチベーションが注入されます。」

「レース部門は、非常に熟練した個人が集まったグループであり、我々が大変誇りに思っている強力なイタリアの足跡と共に、非常に上手く作業を進めています。我々は上手く機能し、昨年証明した戦闘力は出発点にすぎません。2021年シーズンは良かったですが、それを直ぐに忘れ、前を見なければいけません。私の見解では、『RS-GP2022』は、グリッド↑で最も美しいバイクであり、最速の1台になることを期待します。我々は幾つかの重要な仕事をしたと思います。決断した方向性は確かです。」

「トップレベルの3人を起用します。アレイシはチームキャプテン。マーベリックのような偉大なチャンピオンを日に日によく知るようになり、ロレンソォは我々のテストライダーを務めます。昨年は怪我が条件付けとなりましたが、重要な成長を見せてくれ、プロジェクトの開発に大いに役立つと思います。」

ロマーノ・アルベシアーノ(テクニカルディレクター)
「『RS-GP2022』は2021年型に使用した卓越したベースの深遠な進化です。我々は主要なパフォーマンス分野に焦点を当てました。エンジンは以前のレイアウトを維持しながら、大幅な内部変更をしました。エアロダイナミックは絶えず進化しており、シャーシアーキテクチャとソフトウェアは、ブレーキ、アクセラレーション、スターティングストラテジーといった重要な分野の改善を目的に刷新されています。」

「身体的にも乗り方も大きく異なる3人を起用します。これは、幅広いニーズに対応するバイクを開発することができることを意味します。近年、我々自身を含めて、パフォーマンスが向上していることから、ウインターブレイク期間は、特に懸命な作業に取り組みました。2022年シーズンはグッドなカードでプレイできると信じています。」

シェイクダウンテストに参加し、2022年型をシェイクダウンさせたテストライダーのサバドーリは、コンセッションの優遇措置を利用し、『RS-GP』の開発を目的に年間5回のワイルドカードを予定。

今年最初のオフィシャルテストでセンセーショナルなパフォーマンスを見せたアプリリアのファクトリーチームは、マレーシアのクアラルンプールからインドネシアのロンボク島に移動。明日2月11日から新設サーキット、プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催されるオフィシャルテストに参加する。

 

VideoPass(ビデオパス)』では、2月11日からインドネシアのマンダリカ・ストリート・サーキットで開催されるオフィシャルテストのコンテンツを配信