『MotoGP™クラス』プレビュー~ロディオレディ!

『COTA』で過去7度の優勝を挙げたマルク・マルケスが復帰!今季4人目の優勝者が誕生するか?

第4戦アメリカズGPは今週末、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで4月8日に初日、9日に公式予選、10日に決勝レースを開催。現地時間13時00分、日本時間11日03時00分に決勝レースがスタートする。

絶対的な勝者マルク・マルケス復帰
開幕戦カタールGPから第3戦アルゼンチンGPまでドゥカティ、KTM、アプリリアを駆ける3人が優勝、9人が表彰台を獲得。トップ10が25ポイント差に接近する混戦の展開される中、今季はまだ優勝も表彰台も獲得していないが、当地で8戦中7度の優勝を挙げ、絶対的な強さを誇示するマルク・マルケスが担当医師から許可を得て、複視から復帰。

前戦アルゼンチンGPで厳しい展開となったホンダ勢にとって、参考となるライダー、絶大な信頼を寄せるエースの復帰は、ポジティブな勢いをもたらし、昨年10位だった総合9位ポル・エスパルガロを筆頭に、12位の総合20位アレックス・マルケスが仕切り直しを図る。

慌ただしい週末をホンダ勢の最高位でフィニッシュした総合16位中上貴晶は、4年前に14位、3年前に10位、昨年転倒後に17位完走。今週末はシングルフィニッシュだけでなく、上位進出を目指す。

KTM、3部門の総合1位を狙う
ライダー部門、コンストラクター部門、チーム部門で総合2位に進出。当地での最高位は昨年9位だが、総合2位ブラッド・ビンダーと総合7位ミゲール・オリベイラがカタール、アルゼンチンに続き、史上初の3部門総合1位を視野にベストリザルトを狙う。

キャリア初優勝を挙げ、初めてポイントリーダーに飛び出したアレイシ・エスパルガロは、昨年12番手走行中に転倒リタイア。アプリリア加入後のベストリザルトを獲得した総合13位マーベリック・ビニャーレスと共に、テルマス・デ・リオ・オンドとはキャラクターが異なるトラックに対して、どのような走りを見せてくれるのか注目が集まる。

KTM、3部門の総合1位を狙う
ライダー部門、コンストラクター部門、チーム部門で総合2位に進出。当地での最高位は昨年9位だが、総合2位ブラッド・ビンダーと総合7位ミゲール・オリベイラがカタール、アルゼンチンに続き、史上初の3部門総合1位を視野にベストリザルトを狙う。

2人が昨年のフィーリングを取り戻す
開幕から3戦してサテライトチームに所属する3人が入れ替わりで主役に踊り出て、コンストラクター部門の総合1位に進出するが、期待通りのリザルトとパフォーマンスを見せていない印象を与えていたが、総合9位ホルヘ・マルティンと総合14位フランチェスコ・バグナイアはセッティングの変更が功を奏して、昨年のフィーリングを取り戻すことに成功。

今季優勝を挙げた総合3位エネア・バスティアニーニと表彰台を獲得した総合8位ヨハン・ザルコ、3年前に表彰台を獲得した総合11位ジャック・ミラー、前戦で成長のパフォーマンスを見せた総合17位ルカ・マリーニは、表彰台争いに挑む。

今季初優勝を狙うスズキ
開幕から7位、5位、3位を獲得した総合4位アレックス・リンスは、9年前にキャリア初優勝、3年前にプレミアクラス初優勝、昨年4位に進出した当地で2020年10月の第11戦アラゴンGP以来25戦ぶりとなる優勝を追求すれば、6位、6位、4位の総合6位ジョアン・ミルは、好感触を取り戻したことをレース後に認め、昨年11月の第17戦アルガルヴェGP以来5戦ぶりとなる表彰台、2020年11月の第13戦ヨーロッパGP以来24戦ぶりとなる優勝を目指す。

巻き返しを図るヤマハ勢
前戦アルゼンチンで優勝、表彰台争いから引き離されたヤマハ勢。タイトル連覇には最低でもトップ5入りが必要だと強調する総合5位ファビオ・クアルタラロ、パンクが原因でリタイアを強いられた総合12位フランコ・モルビデリ、私自身の操作ミスを正直に認めた総合21位アンドレア・ドビツィオーソは、改めて仕切り直し。毎回表彰台を獲得しているトラックで初優勝、表彰台を虎視眈々と狙う。

4人目のポイント獲得者は誰か?
確実に上位陣とのタイムギャップを詰め、パフォーマンスを向上させている5人の新人勢。 デビュー戦でレミー・ガードナーが15位、2戦目でダーリン・ビンダーが10位、3戦目でマルコ・ベツェッキが9位に進出。昨年の中量級で優勝を挙げたラウール・フェルナンデェス、2位を獲得したファビオ・ディ・ジャンアントニオが今季初のポイント圏内進出を狙う。

過去のリザルト
2021年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
3位: フランチェスコ・バグナイア(ドゥカティ)
2019年
優勝: アレックス・リンス(スズキ)
2位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位: ジャック・ミラー(ドゥカティ)
2018年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
3位: アンドレア・イアンノーネ(スズキ)
2017年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
2016年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位: アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
2015年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
3位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2014年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位: アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
2013年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位: ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)

ライブ中継配信
オフィシャルウェブでは、開催前日のプレスカンファレンスから決勝レース後のプレスカンファレンスまで完全網羅の生中継配信。各セッション後には、いつでも、どこでも、観たいときの視聴が可能な見逃し配信のオンデマンドを提供。

過去のリザルト
2021年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)
3位: フランチェスコ・バグナイア(ドゥカティ)
2019年
優勝: アレックス・リンス(スズキ)
2位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位: ジャック・ミラー(ドゥカティ)
2018年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)
3位: アンドレア・イアンノーネ(スズキ)
2017年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
2016年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位: アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)
2015年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
3位: バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2014年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位: アンドレア・ドビツィオーソ(ドゥカティ)
2013年
優勝: マルク・マルケス(ホンダ)
2位: ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位: ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)

タイムスケジュール
4月7日(金)
12時00分(02時00分): プレスカンファレンス
4月8日(金)
09時55分(23時55分):フリー走行1(45分間)
14時10分(04時10分):フリー走行2(45分間)
4月9日(土)
09時55分(23時55分):フリー走行1(45分間)
13時30分(03時30分):フリー走行4(30分間)
14時10分(04時10分):公式予選1(15分間)
14時35分(04時35分):公式予選2(15分間)
4月10日(日)
09時40分(23時40分): ウォームアップ走行(20分間)
13時00分(03時00分): 決勝レース(20ラップ)

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第4戦アメリカズGPの3クラス全セッションを完全網羅の生中継で配信。時差で生中継を見逃しても、オンデマンドを利用すれば、いつでも、どこでも、観たいときの視聴が可能
最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第4戦アメリカズGPの3クラス全セッションを完全網羅の生中継で配信。時差で生中継を見逃しても、オンデマンドを利用すれば、いつでも、どこでも、観たいときの視聴が可能