30年間に渡るレーシングトゥゲザー

コラボレーションが結成されてから、今週末のアメリカズGPで通算500戦目に到達

国際モーターサイクリズム連盟(FIM)、国際ロードレーシングチーム連盟(IRTA)、モーターサイクルスポーツ製造者協会(MSMA)、ドルナスポーツ(DORNA SPORTS)のコラボレーションが始まった1992年3月の開幕戦日本GPから30年後の2022年4月の第4戦アメリカズGPで、信じられないほどのマイルストーンとなる通算500戦目のグランプリを迎える。

1949年に初開催された世界で最も古く、歴史のある世界選手権は、1992年に4団体のコラボが始まり、全ての関係者の協力による新たな時代の幕が開け、その結果、毎週日曜日には手に汗握るスリリングでスペクタクルなレースが繰り広げられてきた。

国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会、ドルナスポーツの協力により、進歩は幅広く、包括的であり、各代表者たちで構成されるグランプリコミッションは、我々が楽しむスポーツを生み出す原動力となり、全ての関係者によって合意された技術規則の進化のおかげで、『MotoGP™クラス』、『Moto2™クラス』、『Moto3™クラス』においては、可能な限り最高のレベルを披露するスポーツとして、競争は嘗てないほどに改善された。

ドルナスポーツとイベントプロモーターとの合意も、世界中のパートナーのおかげで、スポーツを前進させ続け、『MotoGP™』は信じられないほどのレースサーキットを訪れ、ファンはグランプリの週末を通じて、トラック内外のアクションを楽しめる。

今シーズンは、『MotoGP™』にとっても新たなマイルストーンとなり、史上最多となる21戦が、1シーズンで記録的となる17ヶ国で開催される。新たなプロモーターや国々が世界最高峰のモーターサイクルレースを開催することに関心を示し続けていることから、未来はさらに明るくなり、レースを開催することで、地域経済、スポーツ、文化の資産であることが証明された。

トラックでは、レーシングトゥゲザー時代の最も重要な進歩の1つは安全基準にあり、スポーツを可能な限り安全にするために、全ての関係者が協力している。さらに、『MotoGP™』を取り上げるテレビとメディアは年々限界を押し広げており、放送は5億近い世帯に届いている。

スポーツのコマーシャルリーチも飛躍的に成長しており、『MotoGP™』は増え続ける商業的パートナーシップのポートフォリオがスポーツの魅力を証明しているものとして、全ての主要なグローバルマーケットで存在感を示している。

レーシングトゥゲザーは、全てのパートナーがパドックで発言権を持ち、全ての利害関係者と全てのファンのために、可能な限り最高のスペクタクルと可能な限り最高の競争を生み出すために協力している。

ホルヘ・ビエガス(国際モーターサイクリズム連盟会長)
「国際モーターサイクリズム連盟は、世界で最もエキサイティングなスポーツの500戦目を祝うことに大変誇りに思います。特に我々のパートナーであるドルナスポーツ、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会を誇りに思い、当然、我々の国連盟も忘れてはいけません。我々は非常に団結した家族として一緒に働いていることから、このサクセスストーリーを達成しましたが、最も重要なことは、ライダーたちがショーの真のスターであり続けるために、我々が彼らのために作業を継続することです。」

エルベ・ポンチャラル(国際ロードレーシングチーム連盟会長)
「国際ロードレーシングチーム連盟の主な焦点と目的は、常にライダーの安全です。明らかに我々は新たな時代に向けて働き始めてから、今では500戦目を一緒に祝います。明らかに、我々ははるかにポジティブな雰囲気を確立し、お互いにもっと耳を傾けてきました。最も重要なことは、開催日程、技術規則、サーキットなどの競技面に関する決定が国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟会長、モーターサイクルスポーツ製造者協会、ドルナスポーツの代表者たちで構成されるグランプリコミッションで協議されていることです。」

「今、スポーツに関する大きな決定は全会一致で決定されます。4団体は1つのようなものであり、スポーツのターゲットとビジョンは同じです。全ての主要なアクターは協力して同じものを目標にし、お互いに耳を傾け、理解します。スポーツが成功する場合、全てのパートナーが勝ちます。」

ステファン・ピエラー(モーターサイクルスポーツ製造者協会チェアマン)
「『MotoGP™』がこの注目すべきマイルストーンに到達したと考えるのは驚くべきことです。これまでの旅を通じた革新と改善は、集団グループの仕事とビジョンのおかげでのみ可能でした。現在、世界中で『MotoGP™』がどれほど素晴らしく、好評を博しているかを忘れることはできません。嘗てないほどに人気があります。モーターサイクルスポーツ製造者協会を通じて、我々は同じ団結と野心を持っており、ドルナスポーツ、国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟と共にパズルをつなぎ合わせ、成長し続け、楽しませ続けることができます。マニュファクチャーは勝つためにレースをしますが、『MotoGP™』をフォローして楽しんでいる何百万人の人々も勝っているという強い気持ちがあります。次の500戦が楽しみです。」

カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ最高経営責任者)
「国際モーターサイクリズム連盟、国際ロードレーシングチーム連盟、モーターサイクルスポーツ製造者協会、ドルナスポーツの間で、このマイルストーンに到達することを可能にしてくれた全ての人々を祝福します。我々は1992年にスタートしましたが、それはまるで昨日のようであり、500戦は大変素晴らしく、全戦に参加できたことは大変幸運でした。それは信じられないほどの成果であり、誰もが一緒にスポーツを成長させてきました。チャンピオンシップは、今でははるかに良くなり、500戦を祝うことを大変誇りに思います。」

「私の意見では、最高の成果は安全面の向上です。国際ロードレーシングチーム連盟と共に作業を開始したとき、チャンピオンシップをより安全にすることを目指していました。それだけでは十分でありませんが、それを主な目標としていました。2つ目は、『MotoGP™』に世界展開のチャンスを与えることであり、これは重要な成果です。もちろん、ここ数年、『MotoGP™クラス』、『Moto2™クラス』、『Moto3™クラス』では、誰もが同等の条件でレースをする機会があり、全てのクラスで信じられないほどの競争が生まれています。」

数字から見る500戦の主な結果
チャンピオンシップは30年間に6つのカテゴリー:『500cc』、『250cc』、『125cc』、『MotoGP™』、『Moto2™』、『Moto3™』を開催。

24ヶ国44つのサーキットで開催され、12ヶ国がチャンピオンを輩出。プレミアクラスのチャンピオンは12人、中量級は24人(原田哲也、加藤大治郎、青山博一)、軽量級28人(坂田和人、青木治親)。

バレンティーノ・ロッシは9度のタイトルを獲得すれば、マルク・マルケスは8度、ミック・ドゥーハンとホルヘ・ロレンソは5度のチャンピオンに輝く。

プレミアクラスで、2メーカーでタイトルを獲得したのは、バレンティーノ・ロッシとケーシー・ストーナーの2人。

 

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