イタリアGPの開催地、アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロは、グランプリ開催期間中に環境と持続可能なプロジェクト『KiSS Mugello(キッス・ムジェロ)』を再開。世界的に有名なサーキットで開催されるグランプリを通じて、可能な限り環境に優しく持続可能なものになるように努め、持続可能性の重要性に関する認識を高めていく。
『KiSS』とは、『Keep it Shiny and Sustainable(シャイニー&サステナブルの維持)』の意味。
2015年に国際自動車連盟が立ち上げた環境維持可能性プログラムで最高位レベルの認定である『FIA Environmental Accreditation(環境認定)』の3つ星を最初に取得したサーキット、ムジェロ・サーキットは、国際標準規格である品質マネジメントシステム『ISO 9001』、労働安全衛生マネジメントシステム『ISO 45001』、イベントサステナビリティマネジメントシステムなども取得。
2021年には、世界96のレーシングトラックを対象に、国連の持続可能性開発目標(SDGs)、環境、社会、ガバナンス(ESG)、および業界固有の環境及び社会目標に対する持続可能性のパフォーマンスが評価され、サステナブルサーキットの指数でランク1位に選出されていた。
環境への取り組み
持続可能性への取り組みの一環として、トラックには個別の廃棄物収集エリアと廃棄物リサイクルエリアを設置。パドック内にはリサイクルエリアがあり、サーキット内には国際自動車連盟の環境コードに完全に準拠する観客用の無料の飲料水を提供する120以上の蛇口を設置。
社会への取り組み
地元の非営利団体の協力を得て、5月26日(木)17時30分から障害を持つ少年少女向けの連帯ピットレーンウォークを開催。
食品廃棄物を減らし、意識を高める目的で、地元の非営利団体であるフードバンクと共同で5月28日(土)と29日(日)に『VIP Village™』とホスピタリティエリアで余剰食品を収集。チームも取り組みに参加。
その他の取り組み
コミュニケーション計画は、『FIM Ride Green programme(ライドグリーンプログラム)』の内容と目的と完全に相乗効果があり、サーキット、国際モーターサイクリズム連盟、『KiSS Mugello』のコーディネーターである『Right Hub(ライトハブ)』からプレスリリースが配信され、ライダーたちはファンや観客により環境に優しいイベントにするためのメッセージを配信する。