マルク・マルケスが4度目の手術を決断

イタリアGP決勝レース後にアメリカに渡り、右上腕骨の手術を受けることを発表

レプソル・ホンダ・チームは28日、第8戦イタリアGPの公式予選後、アウトードロモ・インテルナツィオナーレ・デル・ムジェロのプレスカンファレンスルームで共同会見を開き、マルク・マルケスがアメリカで右上腕骨を手術すると発表した。

2020年7月の第2戦スペインGPの決勝レースで転倒した際に右上腕骨を骨折。3度目の手術を経て、2021年4月の第3戦ポルトガルGPで復帰を果たしたが、ここ数ヶ月間、可動域の制限に悩まされ、最高のパフォーマンスを発揮することの妨げとなり、大幅な改善を感じられなかったことから、複数の専門医と相談した後、医療チームと共に新たな手術を受けることを決断。

第8戦イタリアGPの決勝レース後、5月31日に渡米。手術後に帰国してからリハビリを開始し、手術後に回復期間を推定する。

マルク・マルケス
「残念なことに、2022年シーズンをストップする必要がある。しばらくの間、レースから遠ざかる。この数ヶ月間、マドリードで新たな医療チームと一緒に懸命に働いてきた後、体調は良くなったけど、グランプリに立ち向かうための痛みと不快感が軽減したにも関わらず、右上腕骨は、まだ大きな制限があり、常に設定した目標を達成するために適した手段でバイクを走らせることができなかった。」

「医療チームのサムエル・アントゥニャ医師とアンヘル・コトロ医師と一緒に、メイヨー・クリニック(アメリカ)の専門家と相談した後、現状の制限なしで走るために、バイクの上でのポジションを改善する目的で、新たに右上腕骨を手術することを決断した。個人的には、最高レベルのレースに戻るために、仕事を続け、努力をするという最高の素因と期待を持つ。」

「家族、信頼できる人々、レプソル・ホンダ・チーム、医療チーム、そして良い時も悪い時もいつもそこにいてくれる全てのファンに感謝したい。」

公式予選2で12番手だったマルク・マルケスは、決勝レース後にアメリカに渡り、4度目の手術を受ける。

 

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