ヤマハ、ファビオ・クアルタラロと契約更新

現王者が23年からの2年契約を締結し、24年末までヤマハのファクトリーチームに所属

ヤマハ発動機は2日、ファクトリーチームのモンスターエナジー・ヤマハに所属し、ファクトリーライダーとして起用するファビオ・クアルタラロとの間で、2023年と2024年の参戦に関して契約を更新したことを発表。

ファビオ・クアルタラロ
「ヤマハにあと2年所属するということを発表でき、とても嬉しい。ヤマハと共に『MotoGP™クラス』に昇格し、その後にファクトリーチームに昇格することは簡単だった。ヤマハは最初から僕を信じてくれ、僕はそれを軽視することはなかった。そうは言っても、この新しい合意は大きな決断だった。自分のキャリアの中で最も重要な時期であるからこそ、この決断を確実にするために、多少の時間を費やした。」

「ヤマハのプロジェクトを信じ、本当にやる気があると感じている。そして、この道を一緒に続けるという決意を公式に確認したことで、これからのシーズンに完全に集中することができる。いつも助け、サポートしてくれる周囲の人たち、応援してくれるファンにありがとうと言いたい。本当に全ての応援に感謝している。」

リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング・マネジング・ディレクター)
「ファビオとの間で、2023年以降もモンスターエナジー・ヤマハと共に参戦を継続することに関して合意したことを大変嬉しく思います。昨年、彼には特別な才能があることを知っていて、ファクトリーチームに加わりましたが、我々の期待を上回りました。サテライトチームに所属した2019年と2020年には、既に才能とスピードを発揮していましたが、ファクトリーチームに昇格したとき、ライダーとして、より強く成長し、成熟しているところを目撃することができました。」

「ここまでに優勝6回、表彰台14回、ポールポジション6回、そして2021年のタイトルを獲得するなど多くの成功を収めました。これらの結果は、ライダーと彼のクルー、エンジニア、そして、全てのチームスタッフたちが前向きに『できる』という精神で協力して取り組んだ強力なチームの努力がもたらしたものです。ファビオと共に、彼が常に最善の努力を尽くすことを知っています。そして、ヤマハは同じことをすると保証し、我々は一緒にタイトル獲得に向けて挑戦できるように将来の開発に投資します。」

23歳のフランス人ライダー、ファビオ・クアルタラロは、プレミアクラス2年目の2020年からヤマハのライダーとして参戦を開始し、2021年からファクトリーチームに所属。サテライトチームからファクトリーチームに昇格した1年目の2021年にタイトルを獲得し、今季は8戦を終了した時点で総合1位に進出している。

 

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