決勝レース:衝撃的なドラマ!フランチェスコ・バグナイアが今季3勝目

ファビオ・クアルタラロが連続転倒、アレイシ・エスパルガロが15番手から4位まで挽回

 

第11戦TTアッセン決勝レースは26日、TT・サーキット・アッセンで行われ、ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアがホールショットを決めた後、レースをコントロール。6年前にキャリア初優勝を挙げた舞台で第6戦スペインGP、第8戦イタリアGPに続き、今季3勝目を挙げ、総合6位から4位に浮上した。

新人マルコ・ベツェッキ初表彰台獲得
気温22度、路面温度30度のドライコンディションの中、4番グリッドのマルコ・ベツェッキは0.444秒差の2位。プレミアクラス11戦目で表彰台を獲得すれば、6番グリッドのジャック・ミラーは、4ラップ目にロングラップペナルティを消化して6番手から10番手に後退。一時は3番手まで浮上したが、3.045秒差の6位。

3番グリッドのホルヘ・マルティンは4.340秒差の7位。16番グリッドのエネア・バスティアニーニは11位。7番グリッドのヨハン・ザルコは13位。15番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは14位。13番グリッドのルカ・マリーニは17位。

マーベリック・ビニャーレスがアプリリア加入後初表彰台
11番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは1.209秒差の3位に入り、1年前にキャリアで最後の表彰台を獲得したトラックでアプリリア加入後、17戦目で初表彰台を獲得。22番グリッドのロレンソォ・サバドーリは20位。

KTM2台がシングルフィニッシュ
10番グリッドのブラッド・ビンダーは2.721秒差の5位に入り、5戦連続8度目の1桁台に進出。8番グリッドのミゲール・オリベイラは8.325秒差の9位。4戦連続の9位でフィニッシュすれば、19番グリッドのレミー・ガードナーは19位。23番グリッドのラウール・フェルナンデェスは、身体的な問題からピットに戻ってリタイア。

7戦ぶりに2人がトップ10
14番グリッドのジョアン・ミルは8.185秒差の8位。9番グリッドのアレックス・リンスは8.596秒差の10位。スズキの2人が第4戦アメリカズGP以来7戦ぶり5度目のトップ10入り。

中上貴晶が3戦7度目のポイント圏内
12番グリッドの中上貴晶は、好発進で8番手、5ラップ目には6番手に浮上したが、トラックリミットを超えたことから、16ラップ目に科せられたロングラップペナルティを消化して10.617秒差の12位。21番グリッドのアレックス・マルケスは15位。18番グリッドのステファン・ブラドルは18位。

クアルタラロが転倒でエスパルガロ兄に接触
2番グリッドのファビオ・クアルタラロは、3番手から2番手に浮上しようとした5ラップ目の5コーナーで転倒し、アウト側に位置していた5番グリッドのアレイシ・エスパルガロに激突。

クアルタラロは最後尾でレースに戻り、一度ピットに戻ったが、レースに復帰した12ラップ目の5コーナーで2度目、今季4度目の転倒を喫して、昨年11月の第17戦アルガルヴェGP以来今季初めて転倒リタイアすれば、エスパルガロ兄はコースアウトから8.560秒差の15番手まで後退したが、11人を抜いて2.585秒差の4位まで挽回した。

ヤマハ勢の最高位は16位
17番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは29.711秒差の16位。20番グリッドのフランコ・モルビデリは、6ラップ目にロングラップペナルティを消化して23番手を走行中の8ラップ目5コーナーで今季5度目の転倒。24番グリッドのダーリン・ビンダーは、18番手走行中の9ラップ目8コーナーで今季8度目の転倒。

チャンピオンシップ
総合1位ファビオ・クアルタラロは今季初の0ポイント。総合2位アレイシ・エスパルガロは2戦連続して13ポイントを加算し、34ポイント差から21ポイント差まで挽回した。

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