プレスカンファレンス~「グッドなトラックだ」

シーズン13戦目を前に共同記者会見に出席した5人が新設のシケインを評価

第13戦オーストリアGPプレスカンファレンスは18日、レッドブルリンクのプレスカンファレンスルームで開催され、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、フランチェスコ・バグナイア(ドゥカティ)、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)が出席。

ファビオ・クアルタラロ
「実際にシケインを見ていないけど、確かに他のバイクのスピードを落とすことは悪くないと思うけど、右側から進入する際にフロントを失わなければ、安全性とバイクのパフォーマンスが大幅に向上すると思う。」

「僕はものすごく良い感じ。昨年の2戦目は7位だったけど、雨が降る前は、優勝と表彰台に向けてファイトしていたから、スピードがある。僕たちにとってレース中にそれがどれほど重要なのか分かっている。ペース的には悪くない。オーバーテイクは、非常に厳しいハードワークだけど、本当に悪いトラックではない。シケインが追加されたことで、少しは良くなると思う。」

「何かを投入するように、ヤマハに働きかけているけど、それ以上のものはない。僕はライダーとして多くのことを学んでいる。シーズンの始めから大きな一歩を踏み出したと思う。ここからチャンピオンシップが終了するまでに、さらに前進することができると思う。」

アレイシ・エスパルガロ
「昨日と今日、自転車で何周か走ってみた。シケインは良さそうだ。左側の壁が少し近いようだから、明日バイクで走り、どうなのかを確認しよう。純粋な安全性という点では、以前よりも良いと思う。スピードパフォーマンスという点でも興味深いと思う。バイクはものすごく良い。シケインでは非常に機敏だから、ポジティブになると思う。」

「骨折した足は良い感じ。10日間でかなり回復した。歩行すると痛いけど、幸運なことに歩く必要はないから大丈夫。シルバーストンとアッセンでは、優勝を争うのに十分な強さを感じていただけに、どちらも表彰台で終われなかったから、明日トラックに飛び出して、再びトップ争いをすることが待ち切れない。」

「22年型は、特に空力面とエンジンの純粋なパフォーマンスという面で大幅に改善された。エンジンはよく回転する。このトラックはエンジンの面で要求が厳しいけど、22年型のエンジンは決定的に過去のバイクよりもはるかに優れている。ウイングを使用して、ウィリーを抑え、バイクを止めるという点に関しても今年型は優れていて、効果的だから、僕たちにとってグッドなトラックだ。」

フランチェスコ・バグナイア
「ブレーキングが1つ増え、加速が1つ増えたから、僕にとってはOK。アレイシ・エスパルガロが言ったように、左側の壁が少し近いような気がする。ウェットコンディションだと近すぎるけど、明日試してみよう。」

「僕たちにとってグッドなトラック。毎年バイクが戦闘的であることを証明したけど、ここ数年のレースを見ると、複数のメーカーが上位に進出した。昨年は優勝に向けて、マルク・マルケスとファビオ・クアルタラロとファイトし、雨が降る前までに2秒のギャップを広げた。各バイクの特徴を見ると、セクター3でタイムを失い、セクター4でタイムを稼いでいた。ヤマハはセクター3で稼ぎ、ホンダはドゥカティのような戦闘力だった。今年は全てのバイクが上位に進出し、全てのメーカーが勝つことができるところを目撃した。新しいフェアリングにより、トップスピードが低下する。今週末に優勝争いができるかどうか見てみよう。」

「まずは、このレースでポイントを稼ぐことを考える。ここ2戦でライバルたちに問題があった。それは幸運だったけど、いつもそうなるわけではない。今週末のことを考えたい。現時点でファビオ・クアルタラロよりもアレイシ・エスパルガロが近いから、そのことについても考える必要がある。」

ブラッド・ビンダー
「新しいシケインは良さそうだ。数週間前に、ここの来たテストチームのデータを確認した。かなりクールに見える。良い要素がトラックに追加されたと思う。少し面白くなるけど、決定的に僕たち全員にとって、より安全になるだろう。」

「テストチームからのフィードバックはポジティブだと思う。深刻なことはないもない。トラックの90%は同じだから、全てが良いように見える。彼らはシケインが気に入ったようだ。誰にとっても少しエクストラな仕事になるので、どうなるか見てみよう。」

「当然、レッドブルとKTMにとってビックな週末であり、彼らのホームレースである。明日の朝、ここでバイクを走らせることはエキサイティングだ。全体的に、このトラックは僕たちにとってすごく良い。予選は決して上手く行かなかったけど、レースではいつも良かった。何かクリックするようだ。昨年優勝したけど、繰り返したくない。ポジションは最高だったけど、今回はそれほど幸運ではないと思う。スタートが楽しみ。」

「南アフリカで開催されることになれば、それは本当に素晴らしい。それはもう何年も経った。開催するための施設がある。僕が育ったところから40分の位置にサーキットがあり、そこでバイクを走らせたのは最高だった。とても楽しかった。復帰するのは、幾つかの改修が必要だと思うけど、全ての可能性があるから、早い時期に戻れることを願う。」

マーベリック・ビニャーレス
「見た感じ良さそうだ。安全面については、どちらがより適しているのか興味深い。個人的にはシケインが好きだから、バイクに乗って見てみたい。どのように感じるか確認しよう。」

「全く違う週末。僕たちは本当に集中し、モチベーションが高い。ここ数戦は本当に良い週末を過ごした。優勝争いに向けて、この調子を続けたい。改善の余地があり、その過程にあるけど、戦闘力を感じる。このトラックは僕たちに合う。ライディングスタイルにも適していると思う。」

「この12ヶ月間、本当に自分自身と闘ってきた。懸命に頑張ってきた。後ろの方で働き、良い日になるように頑張ってきた。それは簡単なことではなかったけど、最高の瞬間は、まだ来ていない。僕はとても落ち着き、僕たちはトラックでもバイクでも良いことをしている。アプリリアと一緒に仕事をしていることが幸せ。タイトルを獲って欲しい。可能な限り助けるつもり。僕ができることは、トップに立ち、優勝に向けてトライし、自分の可能性を最大限に発揮することだ。」

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