ヤマハ発動機は5日、2021年から『スーパーバイク世界選手権』に参戦する野左根航汰が来季2023年シーズンにヤマハ・VR46・マスターキャンプ・チームから『Moto2™』に参戦することを発表した。
2020年に全日本選手権のJSB1000で初めてチャンピオンを獲得した後、2021年から『スーパーバイク世界選手権』に参戦。1年目は総合14位、2年目は8戦が終了した時点で総合19位。
中量級には、2012年10月の第15戦日本GPに代役としてデビュー。2013年には終盤3戦に参戦すると、2014年からフル参戦を計画していたが、一身上の都合で参戦を取り止め、2017年10月の第15戦日本GPでは、代役としてモンスター・ヤマハ・テック3からプレミアクラスに参戦した経験を持ち、テストライダーとして『YZR-M1』の開発に参加。今年2月にセパン・インターナショナル・サーキットで開催されたシェイクダウンテストにも参加していた。
野左根航汰
「JSB1000でチャンピオンを獲得し、2021年から2年間スーパーバイク世界選手権に挑戦してきました。結果としては、難しいレースが続きましたが、いろいろな経験や考え方を学びました。2023年は心機一転、『Moto2™』に参戦します。難しいチャレンジになると思いますが、ファン、ヤマハ発動機に良いレースで応えられるように精一杯頑張ります。」
小野哲(ヤマハ発動機MS戦略部長)
「2023年、ヤマハ・VR46・マスターキャンプ・チームに野左根航汰選手が加入することが決定しました。彼はヤマハライダーの育成プログラムである『Yamaha bLu cRU』の経験を持ち、アジアで最も優れたライダーの1人です。彼と共にモータースポーツを通じて感動を伝える新しいチャレンジをスタートさせます。そして、アジアの才能あるライダーを継続的にプロモートしていきます。今後とも『Moto2™』への挑戦にご期待ください。」
『Moto2™欧州選手権』を経由して、今季から参戦するヤマハ・VR46・マスターキャンプ・チームは、2人の新人、タイ人ライダーのケミン・クボとスペイン人ライダーのマヌエル・ゴンザレスを起用。17戦が終了した時点で総合25位と19位に進出。
スーパーバイク世界選手権にヤマハ機『YZF-R1』を使用する2チーム、『Pata Yamaha with Brixx WorldSBK』と『GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team』は、来季2023年シーズンにトプラック・ラズガットリオグルとアンドレア・ロカテッリ、レミー・ガードナーとドミニケ・エガーターの起用を発表済み。
#スーパーバイク に参戦中の野左根選手が、2023年から Yamaha VR46 Master Camp Teamより #Moto2 世界選手権に参戦することが決定!
— ヤマハ発動機レース情報 (@yamaha_race) October 5, 2022
気の早い話ですが、来年は日本人対決や約1年後の #日本グランプリ など楽しみが止まりません!
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