ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームは22日、スペインの首都マドリード市内に位置するタイトルスポンサー、レプソル社の本社『Campus Repsol(キャンプス・レプソル)』で2023年シーズンのチーム発表会を開催。マルク・マルケスとジョアン・ミルがホンダ機『RC213V』と共に登場した。
HRCレース運営室長の桒田哲弘と提携29年目を迎えるレプソルから会長のアントニオ・ブルファウとコミュニケーション&ブランドディレクターのマルコス・フラガも登壇した。
マルク・マルケス
「今年のバイクもカッコイイ!ポルトガルのテストで再びレプソル・ホンダ・チームのフルカラーで走れることが本当に楽しみ。これほど長く、僕とチームは一緒に歩み、レプソルファミリーと一緒に、ここにいることは素晴らしい。ポルティマオでは、やらなければならない幾つかの仕事があるから重要なテストとなるけど、エンジニアたちは日本で懸命に働いている。仕事を続けて、今シーズンを始めたい。体調は万全。レースに向けて準備ができていると感じる。」
ジョアン・ミル
「レプソル・ホンダ・チームのフルカラーを初めて身にまとい、最新型『RC213V』を披露できることは信じられないほどの気分。この象徴的なチームに加入できて、とても光栄。僕の焦点は、このようなチームに加入したときに期待される最高の結果を提供すること。セパンでは既に良い進化を遂げた。ポルトガルでもまだ準備に取り組む時間があるから、仕事を続け、改善を続けよう。」
桒田哲弘
「厳しい年月を経て、2023年シーズンを迎えますが、我々のスピリッツと意欲は失われていません。ホンダは24回のコンストラクターズチャンピオンを含む25回のプレミアクラス制覇を果たしており、企業として、またコンストラクターとして何ができるかを熟知しています。『MotoGP™』の競争は、かつてないほど厳しくなっていますが、ライダーが必要とするものを提供するために我々は最大限の努力を続けています。パートナーであるレプソルと共に、新しいシーズンに向けて、新しい色、美しいレプソル・ホンダ・チームのマシンを発表できることを嬉しく思います。」
「今年は2人の素晴らしいライダーが我々を率いてくれます。マルク・マルケスの歴史と実績は説明するまでもなく、我々の歴史の中で最も輝かしい功績をもたらしてくれ、完全に回復したことを嬉しく思います。ガレージのもう一方には、25歳にして既に2度のワールドチャンピオンに輝き、新しい状況にも素早く適応するという実績を持つジョアン・ミルがいます。ホンダが期待する成功を達成してくれることを願っています。」
アントニオ・ブルファウ
「今シーズンは、レプソルにとって重要なシーズンになります。『MotoGP™』の歴史上最も成功したチームにとって、競争面だけでなく、スポーツの将来にとっても重要なシーズンとなります。2024年は『MotoGP™』において、再生可能燃料が現実のものとなり、近い将来、有機廃棄物などの資源を利用して排出量を効率的に削減します。ドルナスポーツと国際モーターサイクリズム連盟の公約により、『MotoGP™』の燃料は、2024年には40%の非化石由来である必要があり、2027年には100%に上昇する必要があります。」
「2023年を通じて、日本とレプソル・テクノロジー・ラボで実施されるテストや作業は、レプソル・ホンダ・チームのライダーに次ぎのシーズンに向けて最高のエンジンと再生可能性燃料の最適な組み合わせを提供するために不可欠です。数ヶ月間にマルク・マルケスがハラマ・サーキットで実施したテストに見られるように、両社は以前から、この課題に取り組んでいます。」
レプソル・ホンダ・チームは、シーズン開幕の2週間前の3月11日と12日に通称ポルティマオ・サーキットこと、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催される今年2度目、プレシーズン3度目のオフィシャルテストに参加する。
Here they are, our 2023 colours in all their glory.#RepsolHonda2023 pic.twitter.com/qkBtzt5xBm
— Repsol Honda Team (@HRC_MotoGP) February 22, 2023