中量級と軽量級のオフィシャルテスト3日目は19日、アウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェこと、通称ポルティマオ・サーキットで行われ、ストレートの向かい風が止み、3日間で最高のコンディションとなる気温22度、路面温度40度まで上昇したドライコンディションの中、来週末の開幕戦ポルトガルGPに向けて最後の準備に取り組んだ。
中量級
10時50分~12時00分 (70分間)、13時30分~14時40分 (70分間)、16時15分~17時30分 (75分間)のセッションとなり、2日目総合1番手のペドロ・アコスタがオールタイムラップレコードを突破して2日間連続の総合1番手に進出。
2日目総合4番手のフェルミン・アルデグエも1分41秒台に進出。0.072秒差の総合2番手に浮上すれば、2日目総合2番手のアロン・カネトは、2度目のセッションで転倒を喫したが0.184秒差の総合3番手。
2日目に転倒を喫した総合29番手だった野左根航汰は、3度目のセッションで転倒を喫して、2.455秒差の総合27番手。
最初のセッションでは、ペドロ・アコスタとアルベルト・アレナスが連続19ラップ、チェレスティーノ・ヴィエッティは連続23ラップのレースシミュレーションを実行。2度目のセッションでは、ボ・ベンスナイダーとバーリー・バルトゥスが連続19ラップ、ダーリン・ビンダーは連続20ラップ。3度目のセッションでは、フィリップ・サラッチが連続20ラップにトライ。1週間後のレースに向けてデータを収集した。
トニー・アルボリーノ、フィリップ・サラッチ、ゾンタ・ファン・デン・グールベルク、ダーリン・ビンダー、マルコス・ラミレス、アロンソ・ロペス、マヌエル・ゴンザレス、ボルハ・ゴメス、チェレスティーノ・ヴィエッティは1回、アルベルト・アレナスは2回の転倒を記録。
オフィシャルテストリザルト
オフィシャルテスト1日目: 1分42秒681(アロン・カネト)
オフィシャルテスト2日目: 1分42秒234(ペドロ・アコスタ)
オフィシャルテスト3日目: 1分41秒907(ペドロ・アコスタ)
オールタイムラップレコード: 1分42秒101(2021ラウール・フェルナンデェス)
軽量級
09時30分~10時40分 (70分間)、12時10分~13時20分 (70分間)、14時50分~16時05分 (75分間)のセッション。参戦5年目を迎えるリッカルド・ロッシが2度目のセッションで転倒を喫しながら、オールタイムラップレコードを突破する1番時計を刻み、キャリアで初めてオフィシャルテスト総合1番手に進出した。
昨年の『ジュニアGP™世界選手権』と『レッドブル・ルーキーズ・カップ』でチャンピオンに輝き、17歳ながら参戦最低年齢の特例で参戦が許可される新人ホセ・アントニオ・ルエダもオールタイムラップレコードを上回り、0.051秒差の総合2番手に進出。参戦2年目のダビド・ムニョスは、2度目のセッションで転倒を喫したが0.107秒差の総合3番手。
ホンダ・チーム・アジアの2人、マリオ・アジと古里太陽は、1週間後のレースを見据えて連続19ラップと連続16ラップのロングランにトライ。イバン・オルトラは連続20ラップを実行。
ホンダ・チーム・アジアの2人、マリオ・アジと古里太陽は、1週間後のレースを見据えて連続19ラップと連続16ラップのロングランにトライ。イバン・オルトラは連続20ラップを実行。
参戦3年目に新天地のCIP・グリーンパワーに所属してホンダ機からKTM機に乗り換えるロレンソォ・フェロンは転倒が原因で右肩を脱臼。ジョシュア・ワットリー、コリン・ベイヤー、ダニエル・オルガド、フィリッポ・ファリオーリは1回、ダビド・サルバドールは2度の転倒を記録。
オフィシャルテストリザルト
オフィシャルテスト1日目: 1分48秒416(ジャウメ・マシア)
オフィシャルテスト2日目: 1分48秒353(ディオゴ・モレイラ)
オフィシャルテスト3日目: 1分47秒211(リッカルド・ロッシ)
オールタイムラップレコード: 1分47秒274(2021セルジオ・ガルシア)