決勝レース:マルコ・ベツェッキがプレミアクラス初優勝

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアとスプリント優勝のブラッド・ビンダーが転倒

 

第2戦アルゼンチンGP決勝レース(周回数25ラップ)は2日、テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、ウォームアップ走行で1番手に進出した2番グリッドのマルコ・ベツェッキがホールショットを決めた後、2ラップ目、4ラップ目、5ラップ目、6ラップ目にファステストラップを叩き出してライバルたちを引き離し主導権を握ると高い集中力と安定したラップを刻み、プレミアクラス22戦目で初優勝、中量級3年目2021年8月の第10戦スティリアGP以来となるキャリア通算7勝目。

レジェンド、バレンティーノ・ロッシが所有する参戦2年目のインディペンデントチーム、ムーニー・VR46・レーシング・チームに初優勝、ドゥカティに当地初優勝をもたらした。

ザルコ&マルケス弟表彰台

気温18度、路面温度21度のウェットコンディションの中、6番グリッドのヨハン・ザルコは5ラップ目に8番手まで後退し、15ラップ目には12.625秒差まで引き離されたが、5人を抜いて4.085秒差の2位。昨年6月の第10戦ドイツGP以来12戦ぶりに表彰台を獲得すれば、ポールポジションのアレックス・マルケスは4.681秒差の3位に入り、プレミアクラス1年目2020年10月の第11戦アラゴンGP以来44戦ぶりに表彰台を獲得。

ドゥカティの表彰台独占は、2021年11月の最終戦バレンシアGP以来22戦ぶり。

8番グリッドのホルヘ・マルティンは5位。7番グリッドのルカ・マリーニは8位。14番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは10位。

ポイントリーダー痛恨の転倒

3番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは、2番手走行中の18ラップ目13コーナーで今季2度目の転倒。レースに復帰したがポイント圏外の16番手。

フランコ・モルビデリ4位

4番グリッドのフランコ・モルビデリは7.581秒差の4位。前日の『TISSOT Sprint(スプリント)』に続いて4位に進出すれば、10番グリッドのファビオ・クアルタラロは、1ラップ目に他車との接触が原因で16番手まで後退した後、11.095秒差の7位まで挽回。

ホンダ最高位は13位

ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームマルク・マルケスジョアン・ミルが負傷欠場した中、サテライトチーム、LCR・ホンダの両雄が出走。12番グリッドのアレックス・リンスは2戦連続ホンダ勢の最高位となる14.327秒差の9位に進出すれば、11番グリッドの中上貴晶は28.394秒差の13位。

昨年勝者アレイシ・エスパルガロ15位

5番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは26.091秒差の12位。開幕から2戦連続してアプリリア勢の最高位に進出すれば、13番グリッドのラウール・フェルナンデェスは14位。9番グリッドのアレイシ・エスパルガロは15位。

ブラッド・ビンダー接触転倒

16番グリッドのジャック・ミラーは10.562秒6位。17番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは11位。デビュー戦から2戦連続してポイント圏内に進出すれば、15番グリッドのブラッド・ビンダーは、1ラップ目の5コーナーで他車と接触したことが原因で今季初転倒。レースに戻って最後尾の17位で完走した。

チャンピオンシップ

総合3位マルコ・ベツェッキは、9ポイントと25ポイントを加算させ、初めてポイントリーダーに飛び出すと、ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは、9ポイント差の総合2位に後退。総合4位ヨハン・ザルコは15ポイント差の3位に浮上した。

アメリカズGP

次戦は第3戦アメリカズGP。2週間後の4月14日から16日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催され、2戦目に負傷欠場した数人が復帰予定。

RESULTS

 

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