チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは、『Road to MotoGP™』のプログラムとして、アジア地域とオセアニア地域におけるヤングライダーの発掘及び育成を目的に、2014年に設立した大会『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』の開催11年目に向け、2月17日から2日間、ルサイル・インターナショナル・サーキットでテストを実施。8ヶ国から選出された20人のレギュラーライダーたちがピレリタイヤを装着したホンダ機『NSF250R』に乗り込み、開幕戦に向けて準備に取り組んだ。
リザルト
昨年の初参戦で総合3位を獲得した荻原羚大(おぎわらりょうた/15歳)は、9度のセッションで8度のトップタイムをマーク。総合5位に進出した三谷然(みたにぜん/16歳)は総合2番手。総合6位髙平理智(たかひらりいち/15歳)は総合4番手に進出。
『MiniGPジャパンシリーズ』で初代王者に輝き、ワールドファイナルで総合3位を獲得した池上聖竜(いけがみせいりゅう/15歳)は、新規参戦組の中でトップとなる総合3番手。昨年11月の選考会で合格した竹本倫太郎(たけもとりんたろう/15歳)は総合12番手。
1. 荻原羚大:2分12秒479
2. 三谷然:+0.897秒
3. 池上聖竜+1.309秒
4. 髙平理智+1.394秒
5. キアティサック・シンハポン(タイ):+1.421秒
12. 竹本倫太郎+2.734秒
2日目には2度のレースシミュレーション(14ラップ)を実行。1度目は荻原羚大、ファリス・ハフィ(マレーシア)、三谷然、2度目は荻原羚大、髙平理智、池上聖竜がトップ3に進出した。
開幕戦カタール大会
昨年はサーキットの大幅な改修工事により、初めて11月に最終戦を開催したルサイル・インターナショナル・サーキットは、2022年以来7度目のシーズンオープニングに指名され、3月8日から10日に開催。9日にレース1、10日にレース2が実施される。