パット・ヘネン逝く

アメリカ人ライダーとしてチャンピオンシップ初優勝を挙げた真の先駆者が他界

1976年から1978年まで『500cc』に3年間参戦したアメリカ人ライダー、パット・ヘネンが4月7日に他界。享年70歳。

アリゾナ生まれ、北カリフォルニア育ちのヘネンは、ダートトラックのレースでキャリアをスタートさせ、全米選手権で好成績を収めた後、1976年に世界舞台に参戦。スズキ機を駆けて、4戦目となった第8戦フィンランドGPで優勝。アメリカ人ライダーとしてチャンピオンシップ初優勝を果たすと、3年間で17戦に出走。3勝を含む12度の表彰台を獲得。1年目と2年目は総合3位に進出。3年目に他のイベントに参加した際に負傷したことが原因で引退。以降カリフォルニアで暮らしていた。

MotoGP™』はヘナンの家族、友人、トラックを共有した全ての人々に哀悼の意を表するとともに、グランプリレースの真の先駆者としての彼の功績を讃える。