ヤマハ・レーシングとの間で2026年からの2年契約を締結し、セカンドファクトリーチームのプリマ・プラマック・レーシングから参戦することが発表されたトプラク・ラズガトリオグルは、今週末にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催されるスーパーバイク世界選手権の第6ラウンドに参戦。
『MotoGP™』に初参戦する心境を打ち明け、カール・フォガティ、トロイ・ベイリス、ジョナサン・レイに続く、史上4人目となる3度目のタイトル獲得に向け、全力で残りのシーズンの挑むことを宣言した。
「悲しい気持ちもあるけど、とても幸せ。スーパーバイクのパドックはまるで家族のような存在だから悲しい。長年ここで走って来て、みんなのことを知っている。ここにいることが嬉しいけど、今は夢を追いかけて、ようやく『MotoGP™』に参戦する。本当に幸せだけど、寂しい気持ちもある。」
最も寂しいことは?
「みんな。レースだけでなく、ドルナのスタッフや全てのチーム。いつも他のメーカーのスタッフとも話すから。僕はみんなの友だち。このパドックはとてもリラックスしていて、誰もがとてもフレンドリーだから本当に恋しくなるだろう。『MotoGP™』でどうなるか見てみよう。僕にとっては大きな一歩。向こうでも幸せに過ごしたい。」
新天地からの挑戦
「素早く適応し、知らないトラックが6つ、7つほどあるので学ばなければいけない。最大の目標は2027年だけど、来年も何かを証明する必要がある。」
技術規則変更前からの参戦
「ヤマハが着実に進歩し始めているのを見た。来年には新しいエンジンが導入されるかもしれない。どうなるか見てみよう。僕にとって最も大事なことは『MotoGP™』に参戦すること。来年がどうなるか分からないけど、2027年にはタイヤも含めて全てが変更されるから、それが最大の目標だと言える。」
『MotoGP™』への適応
「全く違う。特に1年目が厳しいだろう。全く違う世界なので、冷静さを保たなければいけない。適応し、向上するには時間が必要。全てが違う。もしかしたら、もっと何かを学ぶ必要があるかもしれない。」
「最も心配すること?バイクのポジション。契約前に話し合い、どうするのか、おそらく20ぐらいのオプションがあると言われた。」
ゼッケンナンバー
「フェルミン・アルデグエルから『54』を買う?アイデアがあるけど、どうなるか見てみよう。」
ニコロ・ブレガのテストライダー就任
「彼を嬉しく思う。相応しいから。彼のスタイルは『MotoGP™』に近いと思う。ライディングは素晴らしい。もしかしたら、2027年に再びファイトを始めるかもしれない。どうなるか見てみよう。」
残りのシーズン
「チャンピオンになることが、今年の最大の目標。ニコロ・ブレガとのタイトル争いはまだ続いている。それほど離されていない。31ポイント差。まだ多くのレースが残っている。契約を締結したけど、『BMW』でのラストシーズンなので、タイトルを獲得したい。『MotoGP™』に転向する前に、『BMW』に何かをもたらす必要がある。ベストを尽くそう。」