KTM、ペドロ・アコスタをファクトリーチームで起用

複数年契約を締結し、サテライトチームからファクトリーチームに昇格

KTM・レーシングは1日、レッドブル・ガスガス・テック3で起用するペドロ・アコスタとの間で2025年からの複数年契約を締結したと発表。2025年からKTMのファクトリーチーム、レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングで起用することが決定した。

ペドロ・アコスタ

「2020年にKTMとの間で『Moto3™』に参戦する最初の契約を結んだとき、それは夢のようだった。僕にとって決して簡単な時期ではなかったけど、彼らが僕のキャリアを救ってくれたと言ってもいいだろう。ファクトリーチームへのステップを踏み出し、ここまで一緒に参戦してきたことは本当に素晴らしい。レッドブル・ルーキーズ・カップの選考会を憶えている。僕にとって最後のチャンスのように思えた。そして、KTMとレッドブルが僕にチャンスを与えてくれた。それは最高の思い出の1つ。」

「メディア、スポンサー、関係者からの期待を感じるけど、周囲の人たちはプレッシャーのないシーズンだと言い続けてくれる。それでも、これまでの結果により、最初のシーズンは簡単ではなかった。僕たちは一緒に進んでいる。」

「KTMと一緒に前進すること、そして、これまでのプロジェクト全体とストーリー、そしてレースでの成長を見ることは、僕にとって重要だったから、将来に向けて前進し続けることは嬉しい。将来に向けて続けて行くのは良いこと。オレンジのユニフォームを着ることは、まるでホームに帰るようなもの。彼らがここ数年間プッシュし、改善してきたことが、僕をこれからの数年間、留まらせてくれる原動力でもある。」

ピット・バイラー

「このニュースを発表できることを大変嬉しく思います。ペドロ・アコスタがトラックでスピードと個性を発揮すると、我々も誰とも同じように興奮します。この青年は世界中で多くの新しいファンを獲得しているようです。レッドブル・ルーキーズ・カップの初日から、彼が特別なライダーであることは分かりました。物事を他人とは違うやり方で取り組み、自分の道を切り開く強い精神力を持っています。」

「彼は『MotoGP™』の世界で唯一無二の存在です。チームやバイクを通じて、彼と一緒にこの旅をすることは、我々に大きなエネルギーとパワーを与えてくれます。また、『KTM GP Academy』やアキ・アジョ(レッドブル・KTM・アジョのチームマネージャー)のような人たちとの仕事にも言及したいです。我々があと数年間一緒にいられるのは最高にクールなことです。彼は大きな将来を担っており、我々は彼と一緒に歩むキャリアの次のチャプターが楽しみです。」