国際モーターサイクリズム連盟は、複数の国で開催されていた二輪ロードレースを統括し、レギュレーションを統一して、1949年に初めて世界選手権を開催。開幕戦の舞台に指名されたイギリスのマン島で6月13日に最初のレースとなる『350cc』が実施され、4日後の6月17日にプレミアクラス『500cc』のレースが開催された。
全20戦が開催された75年目のシーズンは、史上最多の観客動員数となる297万7214人を記録。75周年を記念する76年目の今シーズンは第2戦ポルトガルGP、第3戦アメリカズGP、第4戦スペインGP、第6戦カタルーニャGP、第7戦イタリアGPで昨年の観客数を上回り、第5戦フランスGPではチャンピオンシップ史上最多となる29万7471人を記録。
次戦は、チャンピオンシップが初開催された1949年から、世界的なパンデミックの影響を受けた2020年を除き、毎年開催地に指名される『大聖堂』こと伝統の舞台TT・サーキット・アッセン。さらに、翌週には2001年から開催地に定着し、毎年20万以上のファンを集まるザクセンリンクで開催。
そして、2戦連続のクラシックレースを経て、サマーブレイク明けの第10戦イギリスGPでは、プレミアクラスに参戦する11チームがヴィンテージスタイルのカラーリングに塗装するバイクを準備。開催前日の木曜日にお披露目会が予定されている。