第9戦ドイツGPのフリープラクティス1は5日、現地時間10時45分からザクセンリンクで行われ、1週間前にTT・サーキット・アッセンで開催された前戦TTアッセンで連続2位を獲得したポイントリーダーのホルヘ・マルティンが17ラップを周回。8コーナーでコースアウト、12コーナーでエアーバックが開くインシデントがあったが、3度目のラン、最後のランでフロント、リアともに新品のソフトタイヤに履き替えて第7戦イタリアGPの公式予選2に続き、今季10度目のトップタイムをマーク。開幕戦カタールGP、第5戦フランスGP、第6戦カタルーニャGPに続き、今季4度目の1番手発進を決めた。
タイヤを履き替えず、転倒を喫したが2番手
気温17度、路面温度23度のドライコンディションの中、総合3位マルク・マルケスは17ラップ目の1コーナーで今季12度目の転倒を喫したが、前後ともに同じタイヤで16ラップを周回して0.150秒差の2番手。
前戦決勝レースで2戦連続4度目の表彰台を獲得した総合4位エネア・バスティアニーニは0.627秒差の7番手。総合10位アレックス・マルケスは0.64秒差の8番手。
前戦で2戦連続のダブルウィンを達成した総合2位フランチェスコ・バグナイアは、タイヤを履き替えずに20ラップを周回して0.713秒差の9番手。総合11位マルコ・ベツェッキは12番手。総合13位フランコ・モルビデリは13番手。前戦のティソ・スプリントと決勝レースで今季の自己最高位を獲得した総合8位ファビオ・ディ・ジャンアントニオは16番手。
アプリリア3機がトップ10入り
前戦で3位と5位を獲得した総合5位マーベリック・ビニャーレスは21ラップを周回。3度目のランでフロント、リアともに新品のミディアムタイヤを装着して0.294秒差の3番手に進出すれば、総合16位ミゲール・オリベイラは22ラップ目を周回。3度目のランでフロンに新品のソフトタイヤ、リアに新品のミディアムタイヤに履き替えて0.522秒差の4番手に入り、総合12位ラウール・フェルナンデェスは0.826秒差の10番手。
総合9位アレイシ・エスパルガロは3ラップを周回した後、前戦で骨折した右手の状態が良くないことから欠場を決断。
テック3の両雄がトップ6入り
総合6位ペドロ・アコスタは、前後ともに新品のミディアムタイヤに履き替えた後の21ラップ目の13コーナーで今季10度目の転倒を喫したが、20ラップを周回して0.567秒差の5番手。
総合17位アウグスト・フェルナンデェスは22ラップを周回して0.567秒差の6番手。今季のベストセッションとなれば、総合15位ジャック・ミラーと総合7位ブラッド・ビンダーはタイヤを履き替えずに1.005秒差の11番手と1.153秒差の15番手。
レミー・ガードナーがヤマハ機初騎乗
総合14位ファビオ・クアルタラロは17ラップを周回して1.149秒差の14番手。総合20位アレックス・リンスの負傷代役に指名されたレミー・ガードナーはヤマハ機に初めて乗り込み、最多26ラップを周回して2.385秒差の22番手。
総合21位中上貴晶は23ラップを周回して1.543秒差の17番手。総合19位ヨハン・ザルコは8コーナーでオーバーランを喫して18番手。ルカ・マリーニは19番手。今季2度目のワイルドカードとなるステファン・ブラドルは20番手。総合18位ジョアン・ミルは21番手だった。
プラクティス
6月29日の公式予選1と公式予選2の振分けを決定するプラクティスは、現地時間15時00分(日本時間22時00分)開始。
RESULTS
Fastest on Friday morning! 🔥@88jorgemartin has the upper hand on @marcmarquez93 in FP1 💪#GermanGP 🇩🇪 pic.twitter.com/8WRGVoKPnM
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) July 5, 2024
Late drama for @37_pedroacosta as well! 😱
— MotoGP™🏁 (@MotoGP) July 5, 2024
The rookie hits the deck at T13 at the very end of FP1 💥#GermanGP 🇩🇪 pic.twitter.com/0UlA8gU77Z