トラックハウス・レーシングがラウール・フェルナンデェスを起用

アプリリアと契約が今年末で終了するスペイン人ライダーとの間で2025年からの2年契約を締結

トラックハウス・レーシングは23日、アプリリアとの間で2024年末までの2年契約を結び、今季起用するラウール・フェルナンデェスとの間で2025年と2026年の参戦に関して契約を締結したと発表。

同時に、サマーブレイク明けの第10戦イギリスGPから今季使用していた1年落ちの2023年型『RS-GP』に替わり、最新スペックの2024年型『RS-GP』を供給すると発表した。

ラウール・フェルナンデェス

トラックハウス・レーシングに残留できることになり大変嬉しい。それが僕たちが望んでいた全てだった。ジャスティン・マークスダビデ・ブリビオとの、この新しいプロジェクトは素晴らしいもので、彼らは素晴らしいチームを立ち上げた。彼らはやりたいことがハッキリしているから、将来の計画を聞くことができて嬉しい。僕にとって、今年の初めからチームに残ることを最優先にしてきた。最終的に来年以降も所属できることになり、とても嬉しいけど、もちろん、やるべきことが沢山あることを意味する。」

「2025年と2026年にファクトリーのマテリアルが全て揃う。もちろん、素晴らしいニュースだ。今はシーズン半ばに投入される新しいバイクに乗り込む準備を整えているところだから、これをうまく利用して、来年に向けた準備にも取り組む必要がある。落ち着いて、バイクの全てを理解し、2025年シーズンに向けて何をすべきかを確認する必要がある。これは非常に重要なこと。」

トラックハウス・レーシングはシンプルに素晴らしいチーム。このアメリカの組織を所有するアイデアが気に入っている。ジャスティン・マークスの野心も見ることもできて嬉しい。彼は『MotoGP™』の新参者だけど、アメリカ市場に何か違うものを持ち込む準備ができている。僕たちが向こうで『MotoGP™』を成長させながら違いを作り出せることを期待する。」

「そして、ダビデ・ブリビオと一緒に仕事を続けられることが嬉しい。彼はこれまで5つのタイトルを獲得したから、僕の夢を叶えるのに相応しい人物だと思う。素晴らしいチームに成長するために、彼と彼の能力を強く信じる。」

「シルバーストンでは、アプリリアの2024年型最新スペックを受け取る。エキサイティングだ。前半戦は良かった。特に終盤の4戦に大きな前進を遂げ、バイクから最大限のものを引き出すことができた。現時点で限界に到達したと感じているから、新しいアプリリア機に乗り換えることは素晴らしい。ファクトリーライダーたちやミゲール・オリベイラと同じマテリアルを持つことは、特にアプリリア側で、チャンピオンシップでの僕たちのレベルを知るのは興味深い。」

ジャスティン・マークス(チームオーナー)

ラウール・フェルナンデェスが将来トラックハウスに加わることを大変嬉しく思います。彼は『MotoGP™』のレベルで優れた成績を収めるために必要な献身と責任感を示しました。我々は新しい組織であり、日々学んでいます。そのため、彼のような若くてハングリー精神のあるライダーがいることは、アプリリアと協力してチームを構築し続ける上で非常に有益です。彼は驚異的なスピードとタレントを持っており、経験を積むにつれて表彰台のトップにどんどん近づいて行くことは誰もが知っています。」

ダビデ・ブリビオ(チームプリンシパル)

「来年からの2年間、ラウール・フェルナンデェスをラインナップと起用できることを嬉しく思います。ここ数ヶ月間の仕事ぶりを見て、彼の才能を高く評価します。レースへの取り組み方も変化し、仕事に意欲的であり、改善や問題解決に努力を惜しまない姿勢が感じられ、常に前向きな姿勢で臨んでいます。これは我々が高く評価していることであり、将来に向けて継続することが非常に重要になります。『MotoGP™』で既に3年間の経験があり、シルバーストンからシーズン終了まで最新仕様の2024年型を走らせることから、来年以降に向けて準備を整える最善の手段となるでしょう。」

「我々には多くの共通点があると思います。それはこのプロジェクトに対する考え方、彼は大変満足しており、チームの方向性にも満足しています。そのため、我々の挑戦をより強力なものにするために必要な条件は全て整っており、彼がより強いライダーになるよう支援し、トラックハウス・レーシングをより良いチームにするために努力を続けます。」

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