ヤマハ発動機は1日、今シーズン起用するアレックス・リンスとの間で2025年と2026年の参戦に関して契約を更新したと発表。モンスターエナジー・ヤマハから継続参戦することが決まり、4月5日に契約を延長したファビオ・クアルタラロと共にファクトリーチームのチーム体制が決定した。
リン・ジャービス(マネージングダイレクター)
「アレックス・リンスがヤマハのファクトリーライダーとして、さらに2年間継続するという発表ができることを嬉しく思います。我々は『MotoGP™』で再びトップに返り咲きたいという強い願望と意志を明確に表明してきました。実際、その目標を達成するために、我々は既に新しいスタッフを採用し、社内の組織構造を変更し、社外の技術提携を拡大しました。さらに、2025年には独立した第2のファクトリーチームを設立して、存在感を高めることを約束しており、我々と彼らが切望する結果を達成するために、我々が希望するライダーを確保する時期が来ました。」
「アレックス・リンスと2年契約を結ぶということは、プロジェクトにおける計画の重要な部分です。彼は才能豊かな速いライダーであるだけでなく、技術に精通し、勤勉で、真のチームプレイヤーでもあります。アレックス・リンスとファビオ・クアルタラロのコラボこそが、バイク開発のプロジェクトを強化できるという自信を得ることができます。2025年と2026年のラインナップが確定した今、彼ら2人が目の前の課題に完全に集中して挑む残り11戦が大変楽しみです。」
アレックス・リンス
「あと2年、ヤマハと一緒に仕事を続けられることを大変嬉しく思う。僕を信頼してくれたチームと日本の経営陣に感謝したい。ヤマハを本来あるべき場所に導くという明確な目標があり、それはチャンピオンシップを争うこと。加入した最初の瞬間から、ヤマハの改善意欲と目標を達成するためにあらゆる手段を講じているところを見てきた。」
「その結果、そして僕たち全員の努力の甲斐あって、今シーズンは幾つかの重要なステップを踏むことができた。そして、今後数年間もこうした姿勢を維持していきたい。これまでチーム一丸となって懸命に努力してきたことが証明され、今後もそうあり続けていくであろうチームに経験と仕事への意欲を持ち続けられることを嬉しく思う。」