エネア・バスティアニーニがダブルウィン初達成!

チャンピオンシップ75周年のスペシャルレースでホルヘ・マルティンが2位獲得でポイントリーダーに再浮上

第10戦イギリスGP決勝レース(周回数20ラップ)は4日、現地時間13時00分からシルバーストン・サーキットで行われ、ティソ・スプリントで初優勝を挙げた3番グリッドのエネア・バスティアニーニがスタートで2番手に位置。3ラップ目4番手に後退したが、1分59秒前半のペースを維持して11ラップ目3番手、14ラップ目2番手に浮上し、コンマ8秒差の1番手を追走すると、19ラップ目の3コーナーでトップに飛び出して昨年11月の第18戦マレーシアGP以来今季初優勝、プレミアクラス6勝目を挙げ、初めてダブルウィンを達成した。

ドゥカティ勢が上位独占

気温18度、路面温度30度のドライコンディションの中、4番グリッドのホルヘ・マルティンは12ラップ目トップに飛び出したが、19ラップ目エネア・バスティアニーニに抜かれ、1.931秒差の2位。2戦ぶり7度目の表彰台を獲得すれば、2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアはホールショットを決めてレースの主導権を握ったが、12ラップ目2番手、14ラップ目3番手に後退して5.866秒差の3位でフィニッシュし、第4戦スペインGPから7戦連続8度目の表彰台を獲得。

7番グリッドのマルク・マルケスは6.906秒差の4位。10番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは5位。

当地で3勝目、チャンピオンシップ通算100勝目に到達したドゥカティは第4戦スペインGPから7戦連続の9勝目、7戦連続の表彰台独占、第8戦TTアッセンから4戦連続のトップ4独占、2戦連続3度目のトップ5独占を達成した。

アレイシ・エスパルガロ6位

ポールポジションのアレイシ・エスパルガロは3ラップ目から3番手を走行していたが、レース後半にポジションを3つ落として6位。5番グリッドのアレックス・マルケス、12番グリッドのマルコ・ベツェッキが続き、9番グリッドのペドロ・アコスタは9位。

13番グリッドのフランコ・モルビデリは、前日のティソ・スプリントでスタート直後の1コーナーで他車と激突したことからダブルロングラップペナルティが科せられ、3ラップ目と5ラップ目に消化し、11番手から16番手まで後退したが10位まで挽回。

18番グリッドのファビオ・クアルタラロは24.202秒差の11位。11番グリッドのジャック・ミラーは12位。8番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは13位。

16番グリッドのヨハン・ザルコは26.953秒差の14位。21番グリッドの中上貴晶は37.278秒差の15位。19番グリッドのルカ・マリーニは15位でゴールしたがタイヤプレッシャーの違反が発覚したことから16秒加算のペナルティが科せられて17位。ワイルドカードとして参戦した22番グリッドのレミー・ガードナーは18位完走。

4人がリタイア

ウォームアップ走行で今季初めてトップタイムをマークした6番グリッドのブラッド・ビンダーは、スタートで失速してリタイア。14番グリッドのラウール・フェルナンデェスと15番グリッドのミゲール・オリベイラは1ラップ目に転倒リタイア。20番グリッドのジョアン・ミルは14番手走行中の11ラップ目に失速してピットボックスに戻ってリタイア。

チャンピオンシップ

総合2位ホルヘ・マルティンは20ポイントを稼ぎ、ポイントリーダーに再浮上。ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは3ポイント差の総合2位に後退。

総合3位エネア・バスティアニーニは55ポイント差から49ポイント差に接近。総合4位マルク・マルケスは56ポイント差から62ポイント差、総合5位マーベリック・ビニャーレスは95ポイント差から111ポイント差にギャップが広がった。

オーストリアGP

シーズン11戦目は2週間後の8月16日から18日にレッドブルリンク-シュピールベルクで開催。

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