『MotoE™』~エクトル・ガルソがタイトル獲得に大きく前進

ポイントリーダーが2週間後の最終戦決着に向けてアドバンテージを38ポイント差に拡大

FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』の第7戦オーストリア大会、レース1とレース2(ともに周回数7ラップ)は17日、レッドブルリンク-シュピールベルクで行われ、ポイントリーダーのエクトル・ガルソがレース2で優勝を挙げ、タイトル獲得に王手をかけた。

レース1

気温25度、路面温度32度のドライコンディションの中、ポールポジションのオスカル・グティエレスは1ラップ目からトップグループに位置すると、6ラップ目トップに飛び出して、第3戦カタルーニャ大会のレース1以来今季2勝目。

2番グリッドのエクトル・ガルソは、ホールショットを奪ってレースをリードしたが0.246秒差の2位。3番グリッドのケビン・ザンノーニはスタートに失敗して9番手まで後退し、0.901秒差の3位まで挽回したが、最終ラップにトラックリミットを越えたことから、ポジションを1つ降格するペナルティが科せられて4位。9番グリッドのマッティア・カサデイは1.430秒差の3位。

レース1フルセッション:

 

レース2

気温30度、路面温度38度のドライコンディションの中、レース1で表彰台を獲得した3人が優勝争いを繰り広げ、オスカル・グティエレスがトップに飛び出してダブルウィンに向けて1番手を走行中していた最終ラップに転倒。

エクトル・ガルソが前戦ドイツ大会のレース2に続き今季4勝目を挙げ、ケビン・ザンノーニは0.069秒差の2位。マッティア・カサデイは0.094秒差の3位。

レース2フルセッション:

 

チャンピオンシップ

ダブルウィンを達成した前戦ドイツ大会でポイントリーダーに躍り出たエクトル・ガルソは45ポイントを加算。総合2位マッティア・カサデイは25ポイント差から38ポイント差に拡大。総合4位ケビン・ザンノーニは44ポイント差の3位に浮上すれば、総合2位オスカル・グティエレスは49ポイント差の4位に後退。

残り1戦2レース、50ポイントのタイトル争いにおいて、数字上ではケビン・ザンノーニオスカル・グティエレスにも僅かなチャンスが残されているが、現実的には、エクトル・ガルソがレース1で0ポイントだったとしても、現王者マッティア・カサデイが表彰台を獲得できなければ、タイトル争いに終止符が打たれる。

シーズン8戦目

次戦の第8戦、最終戦アラゴン大会は、2週間後の8月31日と9月1日にモーターランド・アラゴンで開催。

RESULTS

 

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