第12戦アラゴンGPのプレスカンファレンスは、8月29日モーターランド・アラゴンのプレスカンファレンスルームで開催され、ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイア、総合2位ホルヘ・マルティン、総合3位エネア・バスティアニーニ、総合4位マルク・マルケス、総合8位アレイシ・エスパルガロ、総合12位フランコ・モルビデリ、プレミアクラス昇格が発表されたソムキアット・チャントラが出席。2週間前にレッドブルリンク-シュピールベルクで開催された前戦オーストリアGPを振り返り、シーズン12戦目の期待と抱負を語った。
フランチェスコ・バグナイア
「このトラックが好き。レイアウトが素晴らしく、ハードブレーキングと高速コーナーが組み合わさるナイスなトラックだから、楽しめると思います。過去2回はレイアウトに対して完璧にマッチしていたから、良いポテンシャルがあると思う。マルク・マルケスとホルヘ・マルティンがここで超速い。僕もそうなると思う。エネア・バスティアニーニが前回優勝した。僕は2021年に勝ち、マルク・マルケスが6勝を挙げた。ホルヘ・マルティンもいつも速かったから、僕たち4人の戦いとなるだろう。ナイスなバトルになるだろう。天気と新しいアスファルトを楽しみたい。」
「このトラックはギャップを広げるのが難しいから、グッドなバトルができればナイスだけど、バトルはいつも素晴らしいと思う。2021年や2022年のようなバトルができればナイスだと思う。」
ホルヘ・マルティン
「ルマンとザクセンリンクで転んでしまったけど、強さを感じる。いつでも勝てる可能性があると感じる。2週間前は、ポイントを稼ぐために保守的だったかもしれない。ペッコ・バグナイアは素晴らしいレベルだったから、本当に難しかった。ここは複雑。ここにいる3人は過去に優勝した経験がある。僕は軽量級で勝っただけ。僕だけがプレミアクラスで優勝を挙げていないから、このギャップを埋めようと思う。」
「ペッコ・バグナイアとのギャップを詰めるのは本当に難しい。彼は素晴らしいレベルだから。弱点がない。それほど長所ではなかったところを改善した。僕はまだ改善すべきところがあるから難しい。このバトルを最後まで楽しみ、最後までチャンスがあることを願う。どうなるか見てみよう。」
エネア・バスティアニーニ
「2022年はとても良い戦いだった。レース中に幾つかミスを犯し、限界に到達していたことを覚えている。今年はレベルが非常に高く、ドゥカティを走らせる全員に勝てる可能性があると思うから、難しくなると思う。オーストリアでは何かが上手く行かず、上手く機能していなかったから、もっと何かをしないといけない。」
「新しいアスファルトは全てのライダーにとって新しいものであり、何かが変わる可能性があるけど、3つの選択肢があるタイヤをチェックする。全ての選択肢を試して、レース中に何を使用するかを確認する必要がある。通常はフロントに最も硬いタイヤを使用するけど、オーストリアのように、ここでも新しい仕様がある。オーストリアで使用するのは危険すぎた。ここでは気温が高くなるため、試すことが重要になる。」
マルク・マルケス
「もちろん、お気に入りの楽しいサーキット。過去は強かったけど、完璧な週末を過ごせれば、トップライダーたちと戦えるチャンスがあるかもしれない。オーストリアでは本当に接近して、バイクのフィーリングもすごく良かった。バイクのフィーリングという点では最高の週末の1つだったから、フリープラクティス1でどのようなスタートが切れるか見てみよう。これが重要だし、良いベースでスタートできれば、トップライダーたちと肩を並べられるかどうか見てみよう。」
「再構築は前半戦だった。チームとバイクに満足。後半戦はシルバーストンのようなサーキットを訪れ、苦戦を味わうだろう。それでも、週末にすごく速くて、とても良い走りをしているライダーたちと戦うチャンスがあればいいなと思っている。目標の1つは表彰台争い。それから、優勝を争えるかどうか見よう。もしそうでないとしても、来年はもっとチャンスがあるだろう。」
アレイシ・エスパルガロ
「バイクに乗っているときは、いつも楽しいサーキットだから、待ち切れない。アプリリアはいつも上手く機能していた。2022年は表彰台を獲得した。新しい舗装は良さそうだし、数週間前に、ここでテストした中量級のライダーたちと話をしたところ、新しいアスファルトのグリップがかなり良いと言っていた。どうなるか楽しみ。」
「2年前はレース後半が強かった。今年はまだ理由が解らないけど、タイヤが大幅に消耗してしまう。ドゥカティはレース後半で信じられないほどに速い。予選とスプリントでは速いけど、日曜日は終盤に逃してしまうから、何かを理解できればと思う。」
フランコ・モルビデリ
「サーキットが好きな理由が分からないけど、いつも素晴らしい結果を残した。2014年に初参戦したときでさえ、表彰台を争っていた。素晴らしい経験があり、素晴らしいフィーリングを感じた。今週末もそうなることを願う。」
「クルーたちと一緒に、トップ3争いを目指して努力している。プレシーズンの怪我で多くの時間を失ってしまい、チームとバイクの経験もなかったため、今年の最初にできなかった全てのことをやっている。僕たちは近づいている。表彰台を狙うことができるけど、全てを適切なところに配置する必要があるから、それができるかどうか見てみよう。」
ソムキアット・チャントラ
「来年『MotoGP™』に参戦できると分かったときは、とても嬉しかった。母に電話したときは泣いてしまった。僕をサポートしてくれた全ての人たちに感謝したい。」
「ビックなニュースは、最初のレースがタイであること。僕のホームレース。ここには速いライダーたちがいるから、彼らが何かを教えてくれ、最初のレースを楽しめることを願う。」