エネア・バスティアニーニがファイナルラップに逆転

プレミアクラス100勝目に到達したドゥカティがコンストラクター部門を制覇。ホルヘ・マルティンがフランチェスコ・バグナイアとのポイント差を拡大

第14戦エミリア・ロマーニャGP決勝レース(周回数27ラップ)は、9月22日現地時間13時00分からミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで行われ、ウォームアップ走行で1番時計を刻んだ3番グリッドのエネア・バスティアニーニがスタートで3番手を維持。5ラップ目2番手に浮上してトップを追走すると、ファイナルラップの4コーナーでイン側から追い越し、第10戦イギリスGPに続き今季2勝目を挙げ、総合4位から3位に浮上した。

ホルヘ・マルティン2位

気温21度、路面温度28度のドライコンディションの中、2番グリッドのホルヘ・マルティンはホールショットを決め、1ラップ目の2コーナーで2番手に後退したが、4ラップ目の8コーナーで1番手を奪い返し、レースの主導権を握ったが、最終ラップに抜かれて5.002秒差の2位。今季6度目の2位、10度目の表彰台を獲得。

7番グリッドのマルク・マルケスは1ラップ目6番手、2ラップ目5番手、9ラップ目4番手、21ラップ目3番手に浮上し、7.848秒差の3位に入り、3戦連続7度目の表彰台を獲得した。

6番グリッドのマルコ・ベツェッキは、リアに唯一ソフトタイヤを選択して9.200秒差の4位。10番グリッドのフランコ・モルビデリは5位。ドゥカティが地元でトップ5を独占。

21番グリッドのアレックス・マルケスは9位まで挽回。13番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは11番手走行中にトラックリミットによるロングラップペナルティを科せられたがポイント圏内の14位。

アプリリア4台がポイント圏内進出

8番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは15.484秒差の6位。11番グリッドのアレイシ・エスパルガロは8位。12番グリッドのミゲール・オリベイラは10位。14番グリッドのラウール・フェルナンデェスは13位。アプリリア全員がポイント圏内に進出。

9番グリッドのファビオ・クアルタラロは20.922秒差の7位。16番グリッドのジョアン・ミルと15番グリッドのルカ・マリーニは今季の最高位となる11位と12位。17番グリッドのヨハン・ザルコは15位。20番グリッドの中上貴晶は46.394秒差の17位。

KTMポイント圏外

19番グリッドのジャック・ミラーは40.454秒差の16位。18番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは18位。4番グリッドのブラッド・ビンダーは4番手走行中の2ラップ目4コーナーで転倒した後19位完走。5番グリッドのペドロ・アコスタは4番手走行中の9ラップ目15コーナーで転倒。

フランチェスコ・バグナイア転倒

ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアは、スタート直後2番手に後退したが、2コーナーで1番手を挽回。4ラップ目2番手、5ラップ目3番手に後退した後、15ラップ目と16ラップ目にファステストラップを刻んで前の2人を追いかけたが21ラップ目の8コーナーで転倒した。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのホルヘ・マルティンは20ポイントを加算。総合2位フランチェスコ・バグナイアは4ポイント差から24ポイント差。

総合3位マルク・マルケスは56ポイント差から60ポイント差の4位に後退。総合4位エネア・バスティアニーニは64ポイント差から59ポイント差の3位に浮上。総合5位ブラッド・ビンダーは156ポイント差から176ポイント差にギャップが広がった。

コンストラクター部門

ドゥカティはプレミアクラス100勝目を達成し、コンストラクター部門で8戦連続11度目となる最高得点の37ポイント(ティソ・スプリント12+決勝レース25)を加算させ、500ポイントに到達し、総合2位KTMに対して、アドバンテージを261ポイント差に広げたことから、来週末からのオーバーシーズを前に地元で5年連続6度目のタイトルを獲得した。

オーバーシーズ

来週末にマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで開催される第15戦インドネシアGPからオーバーシーズが始まり、翌週末にはモビリティリゾートもてぎ第16戦日本GPが開催。

RESULTS

 

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