アロン・カネトが独走優勝で総合3位に浮上

ポイントリーダー小椋藍2位獲得で、総合2位セルジオ・ガルシアとのポイント差を42に拡大

第15戦インドネシアGP決勝レース(周回数22ラップ)は、9月28日現地時間13時15分からペルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、ポールポジションのアロン・カネトが1ラップ目からレースの主導権を握り、7ラップ目に3.5秒差、12ラップ目に6.3秒差、14ラップ目には7.0秒差にタイムギャップを広げ、独走で第2戦ポルトガルGP以来今季2勝目を総合6位から3位に浮上した。

小椋藍表彰台

気温29度、路面温度59度のドライコンディションの中、3番グリッドの小椋藍はホールショットを決めた後、1ラップ目3番手、6ラップ目4番手に後退したが、8ラップ目3番手、12ラップ目2番手に浮上。6.218秒差の2位でチェッカーフラッグを受け、2戦ぶり今季6度目、中量級17度目、キャリア通算25度目の表彰台を獲得。

6番グリッドのアロンソ・ロペスは7.613秒差の3位。4戦ぶり今季5度目の表彰台を獲得すれば、5番グリッドのフェルミン・アルデグエは3番手走行中の8ラップ目10コーナーでオーバーランを喫して7番手、その直後に転倒しそうになって9番手に後退したが、16ラップ目からポジションを上げて4位まで挽回。

13番グリッドのダーリン・ビンダーは中量級での最高位となる5位。8番グリッドのジョー・ロバーツは6位。7番グリッドのトニー・アルボリーノは7位。

4番グリッドのマヌエル・ゴンザレスは3位争いをしていたが、最終ラップに他車との接触が原因で8位まで後退。11番グリッドのデニス・オンジュは9位。21番グリッドのマルコス・ラミレスは10位。1週間前の前戦エミリア・ロマーニャGPで優勝を挙げた18番グリッドのチェレスティーノ・ヴィエッティは12位。

22番グリッドの佐々木歩夢は30.051秒差の16位。2番グリッドのジェイク・ディクソンは、5番手走行中の3ラップ目10コーナーで転倒を喫したが最後まで走って22位。

セルジオ・ガルシア転倒

9番グリッドのソムキアット・チャントラは、4番手走行中の1ラップ目10コーナーで右膝が他車と接触したことからリタイア。15番グリッドのセルジオ・ガルシアは、10番手走行中の16ラップ目6コーナーの手前で転倒を喫して2戦連続の転倒リタイア。

失格

19番グリッドのイサン・グエバラは中量級での最高位となる7位でフィニッシュしたが、レース後の車検でライダーとバイクを合わせた重量が215.8キロ。最低重量(217.0キロ)に到達していなかったことから失格となった。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーの小椋藍は20ポイントを加算。来週末の次戦日本GPから残り5戦125ポイントのタイトル争いにおいて、総合2位セルジオ・ガルシアに対しアドバンテージを22ポイント差から1戦で逆転が不可能な42ポイント差に拡大。

総合6位アロン・カネトは57ポイント差から52ポイント差の3位に浮上。総合4位アロンソ・ロペスは48ポイント差から52ポイント差。総合3位ジョー・ロバーツは45ポイント差から55ポイント差の5位に後退。総合5位フェルミン・アルデグエは55ポイント差から62ポイント差の6位に後退した。

RESULTS