アキ・アジョがKTMのファクトリーチームを指揮

フランチェスコ・グイドッティの後任に軽量級と中量級で多くのタイトルを獲得したアジョ・モータースポーツの代表を抜擢

レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングは、9月30日にレッドブル・KTM・アジョのチームプリンシパル、アキ・アジョがチームマネージャーに就任すると発表。前日の9月29日に発表があったフランチェスコ・グイドッティの後任として、2025年シーズンからチームの指揮を執ることになった。

2002年にフィンランド人ライダー、ミカ・カリオを起用して世界舞台へのレギュラー参戦を開始。2008年にマイク・ディ・メッリオを起用して軽量級で初めてタイトルを獲得。2010年にはマルク・マルケスともチャンピオンに輝く。

2012年、KTMとのコラボレーションを開始。『Moto3™』元年にはサンドロ・コルテセと共に初代王者に就任し、2016年にブラッド・ビンダー、2021年にペドロ・アコスタを起用してタイトルを獲得。

2016年からは『Moto2™』に参戦。1年目と2年目にヨハン・ザルコと共にタイトル連覇に成功。2021年にレミー・ガードナー、2022年にアウグスト・フェルナンデェス、2023年にはペドロ・アコスタともタイトルを獲得。

ピラミッド型のプロジェクト『KTM GP Academy』を強化させ、次々に成長したライダーたちをプレミアクラスに輩出させた。

ピット・バイラー(KTMモータースポーツディレクター)

「我々はアキ・アジョと特別な関係を築き、非常に緊密に協力してきたため、プロジェクトを前進させる上で、これが最善の決断だと感じました。我々がこのパドックで組織化を開始したばかりの頃、彼は我々を信じてくれました。信頼と友情は他に類を見ないものです。彼のチームの成功がそれを物語っています。2025年にピットボックスにいる予定の2人は彼と共にタイトルを獲得し、その知識は彼がもたらすスキルセットの一部にすぎません。我々は多くの血統を頼りにできることを知っています。もちろん、アキは我々の会社とレースのやり方を知っています。我々が一緒に、この挑戦に取り組み、ずっと前に始まり、既に多くの成功と素晴らしい物語を生み出してきた物語を継続することを本当に嬉しく誇りに思います。」

アキ・アジョ

レッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングと共に『MotoGP™』で働くという素晴らしい新しい役割と機会を与えられたことを光栄に思います。 現在の『MotoGP™』は非常に高いレベルにあるため、多くの分野で作業を継続し、パッケージをさらに優れた水準に高めるために、我々が持つ強みを活用する必要があります。我々は前進し続ける必要がありますが、このプロジェクトには既にトップに立つための優れた部分が沢山と思います。それらを最善の方法で管理する必要があります。」