プルタミナ・エンデューロ・VR46・レーシング・チームは、10月28日にファビオ・ディ・ジャンアントニオが第11戦オーストリアGPのプラクティスで転倒した際に脱臼した左肩の手術を受けるため、今週末にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットで開催される第19戦マレーシアGPを欠場することから、今季スーパーバイク世界選手権に参戦したアンドレア・イアンノーネを代替として起用すると発表した。
アレッシオ・サルッチ(チームディレクター)
「アンドレア・イアンノーネが我々のチームの一員としてレースに参戦することを発表できることになり、大変嬉しく思います。最初に彼が素晴らしいコンディションであることを証明し、スーパーバイク世界選手権のシーズンを高いレベルで終え、常にドゥカティと友好な関係を維持していました。彼は私とバレンティーノ・ロッシ、そしてVR46の良き友人であり、チームに迎え入れることを大変嬉しく思います。本当に素晴らしい物語です!今週肩の手術を受けるファビオ・ディ・ジャンアントニオの幸運を祈り、2025年に彼がトラックに戻って来ることが待ち切れません。」
アンドレア・イアンノーネ
「ワールドチャンピオンのバイクに乗ることはエキサイティング。最も技術的で高性能なバイクであり、僕のことを考えてくれたことを光栄に思う。この機会が与えられたとき、直ぐにイエスと返答しなければならないと感じた。この数年間、このカテゴリーのバイクに乗っておらず、テストもしていないから、この挑戦は確かにクレイジーであり、複雑で要求が厳しい。ドゥカティ、プルタミナ・エンデューロ・VR46・レーシング・チームと非常に高いレベルで、そして長年にわたる友情の両方で仕事ができることを嬉しく思う。」
35歳のイタリア人ライダー、アンドレア・イアンノーネは、2005年からチャンピオンシップに参戦。2013年からプレミアクラスに参戦すると、2015年からドゥカティのファクトリーチーム、2017年からスズキのファクトリーチーム、2019年からはアプリリアのファクトリーチームに所属。
2019年11月の最終戦バレンシアGPまで参戦すると、第18戦マレーシアGPの際に受けたドーピング検査の結果、禁止薬物の使用により、4年間の出場禁止が科せられたが、今年スーパーバイク世界選手権からレースに復帰すると、第10戦アラゴン大会のレース1で初優勝を挙げ、総合8位に進出していた。