BK8・グレシーニ・レーシングは、6月10日にフェルミン・アルデグエルがスペイン・バルセロナ市内の大学病院で右前腕と左手の手術を受けたことを発表。来週末から始まる今シーズン最初の2連戦、第9戦イタリアGPと第10戦オランダGPに向けてリハビリを開始する。
第8戦アラゴンGPで7番グリッドからティソ・スプリントで3位、決勝レースで6位に進出した後、オフィシャルテストに参加。フロントのフィーリング向上を目的に45ラップを周回すると、公式予選2の7番時計を0.402秒更新する0.264秒差の総合4番手に進出。
今後のシーズンに向けて確かな手応えを掴むと、ここまでのシーズンで悩まされていた右前腕の腕上がり症状を解消する目的で、モーターランド・アラゴンからバルセロナに移動。チャンピオンシップのメディカルスタッフの1人であるチャビエル・ミル医師を訪れ、この機会に悩まされていた固定ピンを除去する手術も受けた。
固定ピンは、昨年10月の第18戦タイGPで転倒した際に左手の第五中手骨を骨折したことから固定するために埋められていたもの。