ギュンター・シュタイナーからの提案

レッドブル・KTM・テック3のエルベ・ポンチャラルが噂されるチーム売却の可能性とKTMとの提携関係に関して言及

レッドブル・KTM・テック3のチームオーナー、エルベ・ポンチャラルは、第8戦アラゴンGPの際に国際中継のインタビューに応え、2014年から2023年末まで、『F1』に参戦するハースのチーム代表と務めたギュンター・シュタイナーからの協力及び買収という提案に関して説明。2026年末まで契約があるKTMとの関係に関しても状況を説いた。

「何が起こっているのかは至ってシンプルです。リバティメディアが間もなくチャンピオンシップのオフィシャルオーナー兼プロモーターに就任することが発表されることは、もはや周知の事実です。ご存知の通り、リバティメディアは『F1』を所有しており、『F1』と『MotoGP™』の間には多くの繋がりがあります。リバティメディアが『F1』で成し遂げたことは明らかに大きな前進であり、投資家も含め、多くの人々が、今後数年のうちに『MotoGP™』にも同様のことが起こる可能性があり、また起こるべきだと考えています。」

Red Bull KTM Tech3 Team Presentation
Red Bull KTM Tech3 Team Presentation

「ご存知の通り、私のメーカーである『KTM』は最近財政難に直面しており、我々は将来を見据えるために協力しています。2027年からは新たな技術規則と共に新たなエピソードが始まることから、『MotoGP™』チームである私のような企業にとって、将来を確実にすることは非常に重要です。」

ウィンストン・チャーチルの名言に『統治とは予見』というものがあり、私は考える必要があります。現時点では素晴らしい合意があることは明白ですが、2027年から2031年にかけて、組織が維持できない場合に備えて、いわゆるプランBを準備しておく必要があります。」

Maverick Viñales, Enea Bastianini, Red Bull KTM Tech3, PT Grand Prix of Thailand
Maverick Viñales, Enea Bastianini, Red Bull KTM Tech3, PT Grand Prix of Thailand

「投資を申し出る人の話を聞くのはいつも興味深く、それは企業と『MotoGP™』は投資先として非常に有望だということです。多くの要望に応える必要があり、その1つがギュンター・シュタイナーです。彼と話すのは楽しいです。彼は非常に率直で、一緒に仕事をしたいと思う素晴らしい人であるから、今は提案を聞いています。株主、またはパートナーになるかもしれません。チームを買収するかもしれません。私が推進しているのは、テック3の名前、私の拠点、チーム、そして様々な投資家と共に、2027年から2031年まで存続し、活力ある将来を築く可能性を確保することです。」

ギュンター・シュタイナー以外との交渉

「明らかに、他にも交渉中の相手がいます。どれも大変興味深いので、どれがベストかを決めるのは非常に難しいです。非常に重要な決断です。資本を解放するか、最終的に売却するか、2025年末までに決断すべきだと考えます。」

Maverick Viñales, Red Bull KTM Tech3, GoPro Grand Prix of Aragon
Maverick Viñales, Red Bull KTM Tech3, GoPro Grand Prix of Aragon

「2026年は明らかに移行期間であり、2027年に向けて準備を整える年になるはずです。2027年からはパドック全体が変化に対応していく必要があり、準備を整える必要があります。何が起ころうとも、私は2026年の移行作業に携わります。私には役割があり、これは、潜在的な新しいパートナー、そして私の親友であるカルメロ・エスペレータの願いでもあります。」

KTMとの提携関係

「有効で素晴らしい契約があります。ステファン・ピエラーピット・バイラーに対して、この仕事上の関係を与えてくれたことに感謝します。契約は2026年末まで。今後どうなるかついて何も知らされていません。2026年はレッドブル・KTMの4人、ブラッド・ビンダーペドロ・アコスタマーベリック・ビニャーレスエネア・バスティアニーニがトラックを走ります。現時点ではこれが全てです。」

Red Bull KTM Factory Racing Team Presentation
Red Bull KTM Factory Racing Team Presentation

「私が今望んでいること、そして取り組んでいることは、2027年から2031年まで、KTMと契約を結び、グリッド上で2番目のチームになることです。もしかしたら違うカラーリングになるかもしれませんし、違う投資家の協力を得るかもしれません。」

「今のところ、他のメーカーと話し合っていません。色々な情報がありますが、現時点では、2026年末までKTMと協力し、2027年から2031年までの新しい契約を結ぶことに全てのエネルギーを注いでいます。我々は彼らを信頼しており、競争力のあるパッケージで参戦できると確信しています。」

Red Bull KTM Factory Racing Team Presentation
Red Bull KTM Factory Racing Team Presentation

合意時期

「女の子に恋をしたときは、物事が実際に起こるよりも早く進んでほしいと思うものです。それはその時の気分次第。2025年末までに全てが明らかになるように取り組んでいます。それが私の願いです。9月になるかもしれませんし、10月になるかもしれません。現時点で正確な日付は分かりませんが、テック3の組織と『MotoGP™』パドックの人材をあと数年間維持できるよう、全力を尽くします。」

 

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