マルク・マルケスがティソ・スプリントで今季9勝目

マルコ・ベツェッキ今季初表彰台、フランチェスコ・バグナイア5位、小椋藍17位、ポールポジションのファビオ・クアルタラロ転倒

第10戦オランダGPティソ・スプリント(周回数13ラップ)は、6月28日現地時間15時00分からTT・サーキット・アッセンで行われ、2列目4番グリッドのマルク・マルケスがスタートで2番手に位置すると、1ラップ目のファイナルシケイン手前でトップに躍り出て、レースの主導権を握りながら後続のアタックを抑え込んで、第8戦アラゴンGPから3戦連続9度目の優勝を挙げた。

開幕から10戦連続のトップ2

気温22度、路面温度29度のドライコンディションの中、3番グリッドのアレックス・マルケスはスタートで4番手に後退したが、1ラップ目3番手、2ラップ目2番手に浮上してマルク・マルケスを追走。0.351秒差の2位でチェッカーフラッグを受け、3戦連続9度目の2位、開幕戦タイGPから10戦連続のトップ2入り。

2番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは8番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオに続き、2.686秒差の5位。6番グリッドのフランコ・モルビデリは8位。7番グリッドのフェルミン・アルデグエルはトラックリミットによりロングラップペナルティが科せられて7番手から8番手に後退して8位。

アプリリアがドゥカティの一角を崩す

今季の最高位となる5番グリッドからスタートしたマルコ・ベツェッキは1ラップ目4番手、2ラップ目3番手に浮上。マルケス兄弟を追いかけて1.247秒差の3位に入り、2023年10月の第15戦インドネシアGP以来今季初の表彰台を獲得。アプリリアが昨年8月の第12戦アラゴンGPから続いていたドゥカティの表彰台独占記録を断ち切り、20番グリッドの小椋藍は17.554秒差の16位。

15番グリッドのロレンソォ・サバドーリは16番手でゴールしたが、技術的違反により8秒加算のペナルティが科せられて17位。11番グリッドのラウール・フェルナンデェスは1ラップ目にコースアウトを喫してリタイア。

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Motul Grand Prix of the Netherlands
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Motul Grand Prix of the Netherlands

10番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは4.074秒差の6位。2戦連続してKTM勢の最高位に進出すれば、9番グリッドのペドロ・アコスタはトラックリミットによりロングラップペナルティが科せられたが、消化する時間がなく、3秒加算のペナルティが科せられて9位に後退。16番グリッドのブラッド・ビンダーは10位。0.074秒差のポイント圏内を逃し、17番グリッドのエネア・バスティアニーニは13位。

12番グリッドのヨハン・ザルコは11.327秒差の11位。21番グリッドのアレイシ・エスパルガロは18位。22番グリッドのソムキアット・チャントラは19位。13番グリッドのジョアン・ミルは1ラップ目に今季12度目の転倒。

18番グリッドのミゲール・オリベイラは12.147秒差の12位。14番グリッドのジャック・ミラーは14位。19番グリッドのアレックス・リンスは15位。

ポールポジションのファビオ・クアルタラロは、フロントに8ラップを周回した中古タイヤを装着してホールショットを決めたが、1ラップ目2番手、2ラップ目4番手に後退。4番手走行中の10ラップ目10コーナーで今季7度目の転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのマルク・マルケスは12ポイントを加算し、総合2位アレックス・マルケスに対してアドバンテージを43ポイント差に拡大。総合3位フランチェスコ・バグナイアは117ポイント差。

決勝レース

6月29日の決勝レース(周回数26ラップ)は現地時間14時00分(21時00分)スタート。

RESULTS

 

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