チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツとハーレーダビッドソンは、8月15日にレッドブルリンク-シュピールベルクのメディアセンターで、5月10日に開催を発表したハーレーダビッドソンのバガーバイクによる新たなグローバルレースの大会名称と開催日程を発表した。
ハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップ
『MotoGP™』と北米で最も象徴的なライフスタイルブランドを結び付け、ハーレーダビッドソンの競争力の進化とモータースポーツにおけるグローバルな野心にとって重要な新シリーズの名称は『Harley-Davidson Bagger World Cup(ハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップ)』。
モトアメリカの併催として開催されるミッション・キング・オブ・ザ・バガーズの進化型として、アメリカとヨーロッパで開催する。
暫定開催日程
開催1年目は発祥地であるアメリカで3月に開幕。5月からレース仕様のVツインツーリングバイクの轟音がヨーロッパ5ヶ国で鳴り響き、『MotoGP™』の併催として計6戦全12レースを開催する。
開幕戦アメリカ大会:3月27日~29日 (サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)
第2戦イタリア大会:5月29日~31日(ムジェロ・サーキット)
第3戦オランダ大会:6月26日~28日(TT・サーキット・アッセン)
第4戦イギリス大会:8月7日~9日(シルバーストン・サーキット)
第5戦アラゴン大会:8月28日~30日(モーターランド・アラゴン)
最終戦オーストリア大会:9月18日~20日(レッドブルリンク)
ハーレーダビッドソンのアメリカンツーリングプラットフォームをベースに、スピード、俊敏性、そしてスペクタクル性において抜本的に進化を遂げ、現在の『MotoGP™』にはない、独自の文化を持つ新たな体験をファンに提供する。
コルヤ・レブストック(ハーレーダビッドソン/インターナショナルマーケット上級副社長)
「ハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップの創設は、ハーレーダビッドソンとモーターサイクルレース界にとって、大胆な新時代の幕開けを告げるものです。このシリーズは、我々のマシン、ライダー、そしてブランドの限界を世界の舞台で押し上げることを目的としています。『MotoGP™』と提携し、このビジョンを実現できることを誇りに思います。」
カルロス・エスペレータ(ドルナスポーツ/チーフスポーティングオフィサー)
「我々は常に革新と拡大の手段を模索しています。それは、進化を続ける中で、記録的な観客動員数を誇るサーキットでのイベント開催はもちろんのこと、『MotoGP™』というスポーツのさらなる普及を目指しています。『MotoGP™』の魅力を忠実に守りつつ、新たなファン層との繋がりを築く方法も模索しています。ハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップは、まさにその願いを叶えるものです。サーキットに足を運ぶファンにとって素晴らしい体験となると同時に、北米、そして世界で最も象徴的なライフスタイルと文化ブランドの1つであるハーレーダビッドソンと、我々のスポーツを繋ぐ素晴らしい機会となるでしょう。」
ジェフ・シュースラー(ハーレーダビッドソン/マーケティング&パートナーシップ・レーシング・プログラム・グローバルディレクター)
「この新しいカップは、ハーレーダビッドソンのレーシングにおける進化の次のステップです。アメリカでキング・オブ・ザ・バガーズを開催し、その可能性を目の当たりにしてきました。そして今、そのエネルギー、パフォーマンス、そして姿勢を世界の舞台にもたらします。これは単なるレースにとどまりません。我々が誰であり、どこへ向かうのかを、世界に向けて表明するものなのです。