カストロール・ホンダ・LCRは、9月1日に2024年から起用するヨハン・ザルコとの間でパートナシップを2027年末まで継続すると発表した。
2023年8月22日にホンダ・レーシング・コーポレーションとの間で2024年からの2年契約を締結したチャンピオンシップ最年長、34歳のフランス人ライダーは、カストロール・ホンダ・LCRから参戦すると、1年目は55ポイントを稼いで総合17位。2年目は第14戦ハンガリーGPが終了した時点で114ポイントを稼ぎ、総合9位に進出。ホームレースとなった第6戦フランスGPで自身2度目の優勝、ホンダに2021年10月の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来68戦ぶりとなる勝利をもたらすことに成功。
今回も前回の契約同様にホンダ・レーシング・コーポレーションとの直接契約を継続。ファクトリーチームと同じ技術仕様を利用でき、アップデートや開発も平行して提供されることになった。
ヨハン・ザルコ
「来年からの2年間、LCRに所属することが決まったことが大変嬉しい。これは重要なこと。なぜなら、僕たちには達成すべき大きな目標があり、2027年に向けて大きなチャンスがあるから。2023年にホンダと契約したとき、さらに2年契約を結ぶだけのエネルギーを与えてくれる第二の風が吹くとは思っていなかった。ルーチョ・チェッキネロとチームと一緒に1勝を挙げており、再び優勝を経験できたら素晴らしいと思っている。だからこそ、今後も良い結果を目指して努力する。」
「2年間、ホンダはLCRに多大なサポートを提供してくれた。僕たちの努力を通じて、バイクの成長と発展を続けられると信じています。 HRC、LCR、そして僕たちをサポートしてくれる全ての人たちに感謝したい。」
ルーチョ・チェッキネロ(チームプリンシパル)
「ヨハン・ザルコと一緒に働くことはまさに格別です。彼のプロ意識は、サーキット内外で非の打ちどころがありません。HRCがこれからの2年間、彼への信頼を新たにしてくれたことを大変嬉しく思います。2026年と2027年の開発における彼の貢献は、ホンダを再びランキングのトップに押し上げるという我々の使命において、極めて重要になると確信しています。また、彼のマネジメントにおいてHRCの信頼できるパートナーとして認められ、ホンダファミリーの一員であり続けることを誇りに思います。」