プレスカンファレンス~「レーシングキャリアが救われた」

オーストラリアGPの開催を前にマルコ・ベッツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ、ラウール・フェルナンデェスがプレスカンファレンスに出席

第20戦マレーシアGPプレスカンファレンスは、10月23日にペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットのプレスカンファレンスルームで開催され、マルコ・ベッツェッキファビオ・ディ・ジャンアントニオラウール・フェルナンデェスが出席。先週末にフィリップアイランド・サーキットで開催された第19戦オーストラリアGPを振り返り、明日開幕するシーズン20戦目の期待と抱負を語った。

マルコ・ベッツェッキ

「ここ数戦は高い競争力を発揮したけど、ご存知の通り、トラックはそれぞれ少し違う。ここはテスト走行の経験があり、参考となることがある唯一のトラックだから、戻って来たことが嬉しい。当時は少し苦しんだから、バイクの第一印象や、この素晴らしいトラックでの最初のフィーリングがどうなるのか、とても楽しみ。あれ以来、多くの変更を加えたから、どれほど成長できたかを確認することが重要。」

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Press Conference, Petronas Grand Prix of Malaysia
Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Press Conference, Petronas Grand Prix of Malaysia

「ライディングに関しては、多くの変更を加える必要があった。どのバイクにも長所と短所があり、僕はアプリリア機に適応する必要がある。自分の自動化を図るために少し変更を加え、懸命に働く必要があったけど、チーム、エンジニアたち、そしてアプリリアで働く全ての人々が素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちは最初から懸命に働き、バイクに多くの改良を加えてきた。改良点を1だけ選ぶのは難しい。個人的にはブレーキ時の安定性が最も役立ったかもしれない。」

「進歩には満足。ファクトリー全体も満足。だけど、まだ3戦が残っている。喜ぶのは良いこと。今この瞬間を楽しむことも大切だけど、同時に集中力を保ち、改善を続け、正しい方向に進み、来年に向けて良い基盤を築いていく必要がある。」

ファビアーノ・ステルラッキーニはバイクのことだけでなく、あらゆる面で非常に知的な人物。どんなことでも彼に相談でき、とても賢い。レース以外のことでも話せるのが素晴らしい。レースに関しては、彼のノウハウは計り知れません。豊富な経験と知識を持ち、とても気さくな人柄だから、相手を困らせるようなことはない。他のエンジニアと話していると、技術的な知識の面で自分が少し劣っていると感じることがあるけど、ファビアーノは全く違う。とても落ち着いていて、プロフェッショナル。彼と一緒にいると本当に安心します。」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ

「レース後、本当に体調が悪かったけど、今は気分が良い。表彰台のパーティーの後、9時には寝ていた。表彰台は大きなモチベーションになる。この美しいトラックを楽しみたい。数ヶ月ぶりだけど、前回は怪我をしてしまったから、20ラップくらいしか走れなかった。過去のデータを豊富に活用できるトラックに来ると、当然ながらベースラインからスタートできる。このトラックで特に良い走りができなかったので、今週末は白紙の状態。データが少ない中で、また良い週末を過ごすのは、興味深いチャレンジとなるだろう。」

Fabio Di Giannantonio, Pertamina Enduro VR46 Racing Team, Press Conference, Petronas Grand Prix of Malaysia
Fabio Di Giannantonio, Pertamina Enduro VR46 Racing Team, Press Conference, Petronas Grand Prix of Malaysia

「ベストを尽くすためにここに来た。勝利が目標! 自信がないなら走らないけど、『GP25』は必ずしも安定したパフォーマンスを発揮できていないことが分かっているので、地に足をつけた走りを心がけたい。結果に関わらず、ベストを尽くす。」

ラウール・フェルナンデェス

「僕にとってもチームにとっても、非常に重要な瞬間だった。トラックハウスは以前のチームを救い、ダビデ・ブリビオの加入によって僕のレーシングキャリアも救われた。チームを嬉しく思う。祝うべき瞬間だったけど、集中力は失ってはいけない。ここに来るまでに努力を重ね、このレベルを維持するために努力を続けなければいけない。」

「夢の1つが叶った。素晴らしい瞬間だった。キャリアの中でも最高の瞬間の1つ。参戦2年目のチームにとっても初めての勝利だったから本当に嬉しい。」

Raul Fernandez, Trackhouse MotoGP™ Team, Press Conference, Petronas Grand Prix of Malaysia
Raul Fernandez, Trackhouse MotoGP™ Team, Press Conference, Petronas Grand Prix of Malaysia

「昨年ミゲール・オリベイラがティソ・スプリントで初表彰台を獲得したのを見て、クルーチーフと一緒に賭けをしようと決めた。というより、彼が決めたことで、それは初表彰台を獲得したら、全員で坊主になることだった。本当に狂っていた。日曜日の夕食時に全員で坊主になったけど、最高の瞬間だった。頭が冷えてしまったけど、楽しかった。」

「ソーシャルメディアには沢山のメッセージが届いたけど、これまでと同じルーティンを維持する。集中力を維持する必要があり、シーズンはまだ終わっていない。アジアツアーを良い形で終えることが重要。 集中力を切らしてはいけない。」

「今週末、どうなるかは分からない。アプリリアはここ3~4戦で大きく前進した。バイクに乗ることがより快適になり、リラックスできるようになったのが大きい。過去2年間は、週末にポジティブな結果を何も得られなかったけど、今は状況が変わり、改善に向けてさらに努力しなければいけない。」

「テストのデータを持つことは重要だと思うけど、だいぶ前のことなので、それほど重要ではない。いつものようにチームと協力して準備を整える。重要なのは、ここ数戦で僕たちが取り組んだ大幅な変更だろう。」

 

見逃すな!
シーズンファイナル

残り3戦の生中継とシーズン全戦のアーカイ ブ視聴

いつでも、どこでも、観たい ときに動画の視聴が可能なビ デオパスなら、世界で最もエ キサイティングなスポーツを 完全網羅の生中継&オンデマンド配信

サブスクリプション
オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録