イサン・グエバラがヤマハ機を初試乗

最終戦バレンシアGPで中量級初優勝を挙げた報酬として、ヤマハのプライベートテストに参加し、2025年型『YZR-M1』を初騎乗

ブルークル-・プラマック・ヤマハイサン・グエバラは、11月19日にプレミアクラスのモンスターエナジー・ヤマハプリマ・プラマック・ヤマハが優遇措置のコンセッションを利用して、サーキット・リカルド・トルモで実施したプライベートテストに参加。初めてヤマハ機を試乗した。

ヤマハ発動機との間で契約を延長し、2026年シーズンも引き続き、ブルークル-・プラマック・ヤマハから参戦することが発表されたばかりのイサン・グエバラは、第20戦マレーシアGPの週末に、チームとの間で、最終戦バレンシアGPまでに優勝を挙げれば、ヤマハ機を試乗するという賭けに勝ったことから、直列4気筒エンジンを搭載した2025年型の『YZR-M1』をテストする機会が提供された。

Izan Guevara, BLU CRU Pramac Yamaha Moto2™, Yamaha Valencia Private Test
Izan Guevara, BLU CRU Pramac Yamaha Moto2™, Yamaha Valencia Private Test

イサン・グエバラ

「『M1』を試す機会を与えてくれたヤマハに感謝したい。『MotoGP™』バイクに乗ることは、プロライダーを目指す誰もが目指す目標であり、この経験を得られたことは、まさに夢の実現。午前中にジャック・ミラーのテクニカルチームとブリーフィングを行い、バイクの仕組みやブレーキングと加速のコントロール法などについて説明を受けた。このバイクのパワーは信じられないほど。」

「加速には本当に驚いた。ギアチェンジする前から、まだパワーが残っていると感じ、これには感銘を受けた。コーナリングのフィーリングは素晴らしく、バイクはスムーズで扱いやすい。ストレートでは、このバイクのパワーの凄さ、それをフルレースでコントロールするというのはどういうことなのかを実感した。本当に楽しかった。ヤマハとバイクとクルーを貸してくれたジャックに感謝したい。」

Jack Miller, Izan Guevara, Yamaha Valencia Private Test
Jack Miller, Izan Guevara, Yamaha Valencia Private Test

ジノ・ボルソイ(チームディレクター)

「イサンはブルークル-のライダーとして、初めて『MotoGP™』バイクを試乗し、再びその才能を発揮しました。5周ずつのランを2回行い、バイクへの適応の速さとブレーキングポイントのコントロール能力の高さを示しました。」

「この機会は、シーズン後半の彼の成長ぶりを目の当たりにし、マレーシアで私が彼と交わした賭けから生まれたもの。彼にさらなるモチベーションを与えたいと思ったのです。シーズン終了までにレースに勝てば、プライベートセッションでテストする機会を与えると約束しました。バレンシアGPで優勝した後、彼はその報酬を受け取りました。2026年シーズンに向けて、この経験が彼にとってさらなるモチベーションになることを願っています。」

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