レッドブル・KTM・テック3のマーベリック・ビニャーレスは、11月21日に自身が運営するソーシャルメディアを通じて、チャンピオンシップのレジェンドであり、プレミアクラスで3度、キャリア通算5度のタイトルを獲得したホルヘ・ロレンソをパフォーマンスコーチとして迎え入れることを発表。タイトル争いという明白な目標に向けて、コラボレーションを結成した。
ホルヘ・ロレンソは、次の3つの分野における継続的な指導を行う。
1.『MotoGP™』の現在の要求に合わせたルーティン、トレーニング、リカバリーに重点を置いた身体面および競技面の準備
2. プレッシャーとリスクマネジメント、レースの一貫性、そして重要な局面における意思決定を目的とした戦略的なコーチング
3. 技術的なスポーツ開発、レースウィークエンドの分析とプランニングの強化
このコラボレーションは、ホルヘ・ロレンソが率いるチームがマーベリック・ビニャーレスのプロジェクトと完全に連携し、中長期的に堅実で持続可能な進歩を達成するという共通の目標を揚げている。
マーベリック・ビニャーレス
「ホルヘ・ロレンソをこの旅に迎えることは、あらゆる面で学び、成長するための大きなチャンス。彼の経験と外部からの視点は、僕たちが自信を持って前進する上で大きな力となるだろう。この新たなステージを大きなモチベーションと興奮を持って始める。」
ホルヘ・ロレンソ
「マーベリック・ビニャーレスは常に天性の才能と素晴らしいスピードを持っていました。私の役割は、彼に寄り添い、経験と知識を共有し、彼が最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートすること。それぞれの重要な分野で向上できれば、成功は必然だと強く信じています。」
2017年、ドゥカティに移籍したホルヘ・ロレンソの後任に指名され、ヤマハ入りしたマーベリック・ビニャーレスは、第11戦ドイツGPで左肩を脱臼骨折したことが原因で過去最低となる総合17位でシーズンを終えたが、プレミアクラス13年目、KTMから2年目となる2026年シーズン最初のオフィシャルテストでは12度のランで56ラップを周回。6番手に進出していた。