ブラジルで2004年以来22年ぶりに開催

南米最大の自動二輪車市場であり、世界でも主要な生産、消費国の1つであるブラジルで来年3月に開催

チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは、2024年12月12日にブラジルのゴイアス州政府と『F1』サンパウロGPの継続と成功の原動力であるブラジルモータースポーツとの間で、『MotoGP™』を2026年から2030年まで、ゴイアニア・インターナショナル・レーストラック・アイルトン・セナで開催することに関して5年契約を締結。

2025年7月24日に2026年の開催日程を発表。日付を3月20日から22日に指定し、アウトドローモ・インテルナシオナル・ネルソン・ピケ、別名ジャカレパグア・サーキットで開催された2004年7月の第7戦リオGP以来、地球上で最もエキサイティングなスポーツの開催が決定した。

Brazil One Year Countdown Event
Brazil One Year Countdown Event

22年ぶりの開催

世界で5番目の面積、7番目の人口を誇るブラジルは、南米最大の面積と人口を擁する国であり、移動手段として自動二輪車の需要増加に加え、デリバリーなどの商用ニーズの高まりを背景に、近年市場が急速に拡大。南米で最大の市場であり、世界でも主要な生産、消費国の1つであり、2025年は年間200万台の販売が見込まれ、今後も継続的な拡大が予測されている。

市場規模や保有台数で見ると、インド、インドネシア、中国などと並び、世界有数の自動二輪車市場の1つであるブラジルで初めてチャンピオンシップが開催されたのは、1987年9月。第14戦として、首都ブラジリアから約210キロメートル南西の距離にあるゴイアス州の州都ゴイアニアのゴイアニア・インターナショナル・レーストラック・アイルトン・セナで開催。

Valentino Rossi, Repsol Honda Team, Cinzano Rio Grand Prix 2002
Valentino Rossi, Repsol Honda Team, Cinzano Rio Grand Prix 2002

1989年まで3年連続して開催。初開催時に優勝を挙げたワイン・ガードナーは同時にタイトルを獲得し、1988年はエディ・ローソン、1989年はケビン・シュワンツが優勝。

1992年、3年ぶりに開催されたのは、南米最大、南半球最大のメガシティであるサンパウロ市内のアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ。市内のグアラピランガ湖とビリングス湖の間に位置するため、湖の間を意味するインテルラゴスと呼ばれ、ウェイン・レイニーが優勝。

MotoGP™ Podium, Cinzano Rio Grand Prix 2004
MotoGP™ Podium, Cinzano Rio Grand Prix 2004

1995年からは、国内最大の観光都市であるリオデジャネイロ郊外のジャカレパグア・サーキットで開催され、ルカ・カダローラが優勝。1996年と1997年はミック・ドゥーハン、1999年は阿部典史、2000年から2003年までバレンティーノ・ロッシ、そして最後に開催された2004年は玉田誠が優勝。

バレンティーノ・ロッシは軽量級と中量級に参戦した1997年と1999年にも優勝を挙げ、通算6勝を挙げれば、『125cc』では徳留真紀(1995年)、青木治親(1996年)、上田昇(1999年)、宇井陽一(2001年)、東雅雄(2002年)、『250cc』では加藤大治郎(2000年/2001年)がトップでチェッカーフラッグを受けていた。

Daijiro Kato, Telefonica Movistar Honda, Rio Grand Prix 2001
Daijiro Kato, Telefonica Movistar Honda, Rio Grand Prix 2001

英雄アレックス・バロス

最初のグランプリライダーとして世界舞台に挑戦したのは、アドゥ・セルソ・サントス。1972年4月の第2戦フランスGP『350cc』でデビューすると、1973年8月の第10戦スウェーデンGP『350cc』で初表彰台となる3位、9月の最終戦スペインGP『250cc』で初優勝。1975年5月の第4戦西ドイツGPでは初めて『500cc』に参戦すると9位に進出。

ブラジル人としてチャンピオンシップで最も成績を残したのはアレックス・バロス。1993年9月の最終戦FIMGPでスズキ機を駆けて初優勝を挙げると、キャリア通算276戦に参戦して、7勝を含む32度の表彰台を獲得。1996年、2000年、2001年、2002年、2004年には総合4位に進出。2006年にはスーパーバイク世界選手権に参戦して1勝を挙げたことから、両方のチャンピオンシップで優勝を記録した数少ない1人となった。

MotoGP™ Podium, betandwin.com Grande Premio Portugal 2005
MotoGP™ Podium, betandwin.com Grande Premio Portugal 2005

史上初のチャンピオン

世界舞台への進出を目的に、活動の拠点を出身地のサンパウロからスペインのカタルーニャに移したディオゴ・モレイラは、ヨーロピアン・タレント・カップ、レッドブル・ルーキーズ・カップ、ジュニアGP™世界選手権を経て、2022年『Moto3™』への参戦を開始。1年目に新人王を獲得。2年目の第15戦インドネシアGPでブラジル史上初の軽量級優勝を果たし、『Moto2™』1年目に2度目の新人王を獲得。参戦4年目、中量級2年目の2025年には第10戦オランダGPでブラジル史上初の中量級優勝を挙げ、全22戦で4勝を含め9度の表彰台を獲得し、ブラジル史上初のチャンピオンに輝く。

2025年10月、HRCとの間で複数契約を締結。2007年11月の最終戦バレンシアGPを最後に現役から引退したアレックス・バロス以来、20年ぶりにブラジル人ライダーがプレミアクラスに参戦することが決まり、22年ぶりとなる開催では、主役の1人として注目が集まる。

Diogo Moreira, LCR Honda, MotoGP™ Valencia Test
Diogo Moreira, LCR Honda, MotoGP™ Valencia Test
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