1995年8月11日生まれ(2026年開幕時の年齢は30歳)。出身地は南アフリカ北西州のポチェフストルーム。国内のカーティング選手権でチャンピオンを獲得した9歳の頃からバイクを乗り始め、地方選手権で頭角を現すと、2009年から『レッドブル・ルーキーズ・カップ』への参戦を開始。1年目総合14位、2年目総合5位、3年目総合7位。
2011年の第12戦インディアナポリスGPで負傷欠場したルイス・サロンの代役としてRW・レーシングからデビューすると、第14戦アラゴンGP後にチームから離脱したミゲール・オリベイラの後任として、第15戦日本GPから最終戦バレンシアGPまで、アンダルシア・バンコ・ジビアから参戦。
『Moto3™』元年の2012年にRW・レーシングからフル参戦を開始。KTM製のエンジンを搭載したカレックス機を使用して総合21位。2013年からはアンブロジオ・レーシングに所属し、ホンダエンジンを積んだスッター機を走らせ、13戦目からはマヒンドラ機に乗り換えて総合13位、翌年に2度の表彰台を獲得して総合11位。
2015年、レッドブル・KTM・アジョに移籍。KTM機を駆けると、1年目は4度の表彰台を獲得して総合6位。2年目は開幕から7戦連続して表彰台を獲得。第2戦アルゼンチンGPからポイントリーダーとしてチャンピオンシップをリードし、キャリア通算79戦目となった第4戦スペインGPで技術違反の罰則が科せられて最後尾35番グリッドからスタートしたが全ライダーを抜いて初優勝。第14戦アラゴンGPで11度目の表彰台を獲得し、南アフリカ人としては『350cc』でタイトルを獲得したコーク・バリントン(1978/1979)、ジョン・エクロード(1980)以来、36年ぶり3人目のチャンピオンに輝く。4戦を残してのタイトル獲得は軽量級で史上最短。
2017年は、チーム内昇格という形で『Moto2™』に参戦。カテゴリーに初参戦するKTMが開発したプロトタイプマシンを走らせて総合8位。2年目は3勝を挙げて総合3位。3年は5勝を含む9度の表彰台を獲得して総合2位に進出。
2020年は、2019年7月10日にKTM・レーシングとの間で最高峰クラスに参戦する契約を締結し、サテライトチームのレッドブル・KTM・テック3からの昇格が予定されていたが、ヨハン・ザルコのKTM離脱により、同年10月23日にファクトリーチームのレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングから参戦することが決定。南アフリカ人としては、1980年代のコーク・バリントン、ジョン・エクロード、ブレッド・ハドソン以来のプレミアクラス参戦。
デビュー戦を1ヶ月後に控えた2020年6月25日、KTM・レーシングとの間で契約期間を1年延長することで合意すると、3戦目の第4戦チェコGPで南アフリカ人としてプレミアクラス初優勝を挙げ、2017年から参戦するKTMに初優勝をもたらす。
プレミアクラス1年目は、総合11位に進出して新人王を獲得。2年目の2021年は、5月31日に契約期間を2024年末まで延長することで合意した後、所属メーカーのホームレースとなった第11戦オーストリアGPで優勝を挙げ、KTM勢最高位の総合6位に浮上。
2023年は、ティソ・スプリントで2勝を含む7度の表彰台、決勝レースで4度の表彰台を獲得し、KTM勢の最高位となる総合4位に進出。2024年は開幕戦カタールGPで連続2位を獲得したが、以降は表彰台に登壇できなかったにもかかわらず、3年連続でKTM勢最高位となる総合5位。2025年は総合11位。
フル参戦15年目、最高峰クラス7年目の2026年は、2015年から所属するKTM、2020年から所属するレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングから継続参戦。