サーキット

Termas de Río Hondo

首都ブエノスアイレスから北西に約1100キロメートル、スパリゾート地として有名なサンティアゴ・デル・エステロ州のテルマス・デ・リオ・オンド郊外に位置するアウトドロモ・テルマス・デ・リオ・オンドは、2008年に完成。主に国内の二輪、四輪のレースが開催されていたが、1961年から1999年まで、ブエノスアイレス郊外のアウトドロモ・オスカル・アルフレード・ガルベスで断続的に9回開催されたアルゼンチンGPの復帰を目指したアルゼンチン政府観光省が中心となり、2013年に南米で最も近代的で安全なサーキットの建設を目指し、トラックレイアウトや路面舗装など大幅な改修、拡張、改築工事を実施。

2013年7月、『MotoGP™』と『Moto2™』から各3名のライダーがタイヤテストを実施した後、観光省、サンティアゴ・デル・エステロ州、ドルナスポーツとの間で、2014年から3年間の開催に関して合意し、2014年4月に15年ぶりとなるアルゼンチンでのグランプリが開催日程に復帰。

3年契約の最終年度となった2016年4月のグランプリ開催期間中に、2017年からの3年契約に合意。2018年12月には、開催期間を2021年まで延長することで合意。

2019年は、隣国のブラジルやチリ、ボリビア、コロンビア、エクアドルからも多くのファンが駆けつけ、過去最高となる17.9万人の観衆を記録。

2020年は、シーズン4戦目として4月の開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響を受けて開催中止。2021年は、シリーズ2戦目として4月開催を計画していたが、1月に第4四半期(10月から12月)に延期。

2021年2月5日の深夜、火災が発生。VIPゾーンから出火し、プレスルーム、放送室、ピットボックスなどに引火したが地元以外にも周辺の町から消防隊が駆けつけて消火にあたり、死傷者はでず、コントロールタワー、ミディカルセンター、オフィス、ミュジアムに大きな被害はなかった。

サーキットは、地元政府の支援を受け、9月からの開業を目指して修復工事を進めていたが、ロジスティクスとインフラの問題から開催が見送られ、9月29日にスポーツ観光省、サンティアゴ・デル・エステロ州、プロモーターのグループOSD、ドルナスポーツとの間で、2023年から3年間の開催を保証する契約に調印。

2022年、2019年以来3年ぶりに開催され、10度目の開催となった2023年は、2年連続して3日間で18.6万人の観衆が集まった。

2024年は、シーズン3戦目として4月5日から7日の開催を計画していたが、アルゼンチン国内の情勢により、イベントプロモーターから『MotoGP™』の基準で開催に必要なサービスを保証できないと伝えられたことから1月31日に開催がキャンセルされ、2025年の開催復帰を目指すことになった。

ARGENTINA Track

カテゴリー別

Category Laps Total Distance Finish in case of red flag
MotoGP™ 25 120.15 Km / 74.66 Miles 19
Moto2™ 21 100.93 Km / 62.71 Miles 16
Moto3™ 18 86.51 Km / 53.75 Miles 14

サーキットスペック

  • 全長距離

    4.81Km / 2.99 Miles

  • コース幅員

    16m / 52.49ft

  • 最大直線長

    1,076m / 3530.18ft

  • 右コーナー

    9

  • 左コーナー

    5