栃木県の緑豊かな茂木町で１９９７年８月に開業したツインリンクもてぎは、英語のツインとドイツ語のリンクをつなぎ合わせた造語で、アメリカンスタイルのオーバルコース、ヨーロッパスタイルのロードコースの２つのレーシングコースを表すと共に、人と自然の触れ合いや調和、人と人との出会いや結び付きの意味を込めて名づけられた。

開業から１年半後の１９９９年４月、日本ＧＰを初開催。当時は鈴鹿サーキットと隔年開催となる予定だったが、初開催時の実績が評価され、２０００年から４月に鈴鹿サーキットで日本ＧＰ、１０月にツインリンクもてぎでパシフィックＧＰを開催。

２００４年から２００８年まで毎年９月に開催した後、２００９年から毎年４月に開催を変更する予定だったが、２０１０年はアイスランドの火山噴火により、大規模な空路封鎖が発生したことから１０月に延期。２０１１年には東日本大震災により、１ヶ月ほどの営業休止を強いられたため、１０月に延期。２０１２年からは毎年１０月に開催する。

２００６年、本田技研工業の１００％子会社から、鈴鹿サーキットを運営する鈴鹿サーキットランドと対等合併し、モビリティランドとして新たにスタートすると、２０１２年３月にはドルナスポーツとの間で、２０１４年から５年間の開催に関して合意。開業２０周年を迎えた２０１７年８月には、２０１９年から５年間の延長開催に関して合意し、２０２３年までの開催が決定。

２２年連続の開催を予定していた２０２０年は、新型コロナウイルスの影響を受けて開催をキャンセル。

２０２１年は、シーズンの１５戦目として１０月３日に決勝レースの開催を予定する。