今年で4度目の大会となったダートトラックレース、『スーペルプレスティヒオ(スーパープレジテージ)』は17日、スペイン・バルセロナ市内にある屋外競技場、パラウ・サン・ジョルディで開催され、MotoGP™世界選手権王者のマルク・マルケスが2014年ぶり2度目の優勝を飾った。
スーペルプレスティヒオ・カテゴリーには、マルケス兄弟をはじめ、Moto2™クラス、Moto3™クラス、スーパーバイク世界選手権、スーパースポーツ世界選手権、Moto3™ジュニア世界選手権、スーパーバイク欧州選手権、モトアメリカらのライダーたちが集結。
3ヒートが実施されたファイナルステージは、マルケスが3連勝すると、初参戦の全米選手権ことモトアメリカで総合3位に進出し、全米で開催されたフラットトラックレースに参戦した経験がある初代Moto2™クラス王者のトニ・エリアス、中量級に参戦するマンセル・シュレッターとチャビエル・シメオンが、オープン・カテゴリーの上位4人と対決するスーパーファイナルに進出。
そのスーパーファイナルでは、マルケスが1ラップ目からリード。ライバルたちを引き離せば、昨年はファイナルステージへの進出を逃したエリアスが2位を獲得。1ヶ月間、スペインとイタリア(モーターランチ)に滞在して準備を進めてきた元全米選手権王者で当大会の第1回大会と第3回大会を制したブラッド・ベイカーは3位だった。
「すごく嬉しい。昨年はもう少しだったけど、良くなかったから、今年は同じことを繰り返さないように気を付けた。僕のチームが来てくれ、まるでグランプリのように取り組んだ!ファンのみんなも楽しんでくれたと思う」と、マルケスが感想を語った。