リンス「上手く適応してペースを掴んだ」

1日目18番手、2日目17番手、3日目はレースペースと1ラップのタイムが伸びで14番手に浮上。

チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスは、開幕戦カタールGPの開催地、ロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた今年3度目のオフィシャルテストで、セットアップとライディングスタイルを中心に、ブレーキングポイントと走行ラインを学習しながら限界を追求。1日目に転倒を喫したが、3日目には64ラップを周回すると、1分56秒台を21回、1分55秒台を11回記録。

連続13ラップのロングランも実行し、1分56秒台を9回、1分55秒台を3回記録。43ラップ目には、トップから1.032秒差の14番時計を刻み、総合15番手でテストを締め括った。

「本当のところ、この3日間の展開がとても嬉しい。問題に見舞われたとき、どのように管理し、どのように前進するのかを理解した。最初の2日間はバイクを進化させ、レースペースを良くすることにトライしたけど、3日目にはレースペースだけでなく、1ラップにおいても前進することができた。パフォーマンスに大満足。」

「開幕戦に向けて、もう少し仕事をする必要があるけど、少なくても進むべき方向性が分かっている。全体的にプレシーズンは、バレンシアで転倒してしまったけど、すごく良かった。バイクに上手く適応してペースを掴んだ。チームは僕が素早く適応するために本当に大きく助けてくれた。ヘレスでのプライベートテストに参加したかったけど、もっと距離を走り込んでいれば、さらにバイクに順応していただろう」と、プレシーズンを評価。

最高峰クラスのデビューシーズンに向けて参加した今年のオフィシャルテストは、総合12番手(マレーシア)、総合6番手(オーストラリア)、総合15番手(カタール)に進出。プレシーズンの全日程を終了し、昨年の中量級で3番グリッドからライドスルーのペナルティ後に8位まで挽回したシーズンのオープニングラウンドを迎える。

パーソナルリザルト
1日目: 1分56秒589 (48ラップ)
2日目: 1分56秒110 (43ラップ)
3日目: 1分55秒362 (64ラップ)

オフィシャルテストリザルト
1日目: 1分54秒819 (アンドレア・ドビツィオーソ)
2日目: 1分54秒455 (マーベリック・ビニャーレス)
3日目: 1分54秒330 (マーベリック・ビニャーレス)

サーキットレコードラップ: 1分54秒927 (2016年‐ホルヘ・ロレンソ)
サーキットベストラップ: 1分53秒927 (2008年‐ケーシー・ストーナー)
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