プレシーズンリキャップ~バレンティーノ・ロッシ

タイトル獲得候補たちのプレシーズンを振り返る「プレシーズンリキャップ」。第1弾は、2016年総合2位のロッシ。

モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシは、2016年3月に締結した2年契約の1年目、最高峰クラス18年目、通算22年目のシーズンに向けて、3年連続の総合2位に進出した後、最終戦バレンシアGP後のオフィシャルテスト、セパン・インターナショナル・サーキットでのプライベートテストを経て、1月下旬から本格的な準備を開始。

セパン・インターナショナル・サーキット
第17戦マレーシアGPの開催地で実施された1月30日からのオフィシャルテストで、ヤマハ発動機からシーズンに投入する2台のプロトタイプマシンが準備され、1日目は頭痛でスタートが遅れたが、フレームとフェアリングの比較テストに取り組み、0.221秒差の総合6番手に進出。

フィリップアイランド・サーキット
第16戦オーストラリアGPの開催地で実施された2月15日からのオフィシャルテストでは、2日目2番手から8番手に後退した後、「間違った方向に進んでいるようだ」と反省。継続してレース後半のペース改善に取り組み、0.921秒差の総合12番手に後退。

Sepang circuit,Malaysia Test 1,Day 3 ???? @falex79

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ロサイル・インターナショナル・サーキット
開幕戦カタールGPの開催地で実施された3月10日からのオフィシャルテストでは、1日目7番手、2日目2番手、3日目は0.855秒差の11番手。2日目のラップタイムで総合6番手だったが、ライバルたちが1分55秒台のペースで周回を重ねた一方で、1分55秒台は僅か2回。

「準備ができていない。このバイクを最大限に機能させるにはどうすればいいのか、100%理解していない。時々グッドなラップタイムをマークする以外は、非常に困難なテストとなってしまった。もしかしたら、コンマ2秒ほど伸ばすことができたかもしれないけど、1分54秒7を出すのは難しかっただろう。ペースはまともだけど、十分な速さがない。コンマ8秒遅い。」

「この2週間で何かミラクルなことが起きることを期待する。バイクは全く異なる。最大限に機能する方法が見つからなかった。困難な状況だ」と、最終日に心境を語った。

Losail international circuit,Qatar Day 2 ???? @falex79

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