プル&ベア・アスパル・チームのアルバロ・バウティスタは、第6戦イタリアGPの決勝レースで、8番グリッドから5位。第2戦アルゼンチンGP以来となるトップ5入りで、総合16位から13位に浮上した。
前戦フランスGPで2戦連続の転倒リタイアを喫した後、次戦カタルーニャGPの開催地、バルセロナ‐カタルーニャ・サーキットで2日間のプライベートテストを実施して、ムジェロ・サーキットに乗り込むと、フリー走行1から11番手、1番手、14番手、11番手。ウォームアップ走行で8番手だった後、フロントにハードコンパウンド、リアにミディアムコンパウンドのタイヤを選択。序盤は10番手に後退したが、9ラップ目にホルヘ・ロレンソ、11ラップ目にマルク・マルケスを抜いて5番手に浮上。
「ヘレスとルマンでリタイアしてしまったから、完走が重要。このような形で終われたことが嬉しい」「グッドなレースができたはずのヘレスとルマンでリタイアしてしまったから、今日は完走が重要だった。レースを終わらせる必要があり、序盤は必要以上に落ち着いて走っていたから、ポジションを幾つか落としてしまった。リラックスして、ペースを掴み始めると、ステップ・バイ・ステップでポジションを挽回。マルクを射程圏内に捉えると、抜いて引き離せると考えたけど、追いかけてきたから難しかった。」
「上位陣と比較して、ラップ毎のギャップは僅かだったから、今後の参考になる。最終ラップは、抜かれないように全てのスペースを閉じ、5位でフィニッシュした。完走できたこと、このような形で終われたことが嬉しい。これは正真正銘の5位。4位だったアルゼンチンにように他車に問題があった訳ではない。次戦に向けて、自信を与えてくれる」と、5位獲得を喜んだ。