グランプリコミッション~自動警報システムの導入に向けて前進

軽中量級のタイヤ供給後、未使用タイヤは非グランプリマシンを使用するトレーニングで使用可能

国際モーターサイクリズム連盟は9日、グランプリコミッションが4日にルサイル・インターナショナル・サーキットで競技規則と技術規則に関して協議を行い、次の決定を下したことを発表。

競技規則(即時施行)
ライダーたちからのフィードバックに続き、接着性の欠如を定義する特定の旗とライトパネルが表示される状況を再定義することで合意。

旗の新しい意味は次に通り:
黄色と赤の縞模様の旗
雨以外の理由(オイル、砂利、草など)の影響を受ける可能性があることを知らせる。この旗は、マーシャルポストで振動表示されなければいけない。

赤い斜め十字の白旗
トラックの表面に影響を与える雨を含む雨滴を知らせ、マーシャルポストで振動表示されなければいけない。

国際モーターサイクリズム連盟との合意により、一貫性を保つために、フラッグの同じ意味を国際モーターサイクリズム連盟が主催する大会や国内選手権にも適用する。

技術規則(即時施行)
『Moto2™』と『Moto3™』
ライダーがトレーニングに使用するレーシングタイヤの出所と仕様を特定できないことから、チームがトレーニング目的で非グランプリ仕様のマシンを使用する場合、イベントで使用しなかったタイヤを使用できるようになることで合意。イベント終了時、未使用のタイヤをダンロップに返却しない。

さらなる結果として、チームはイベントへのタイヤ割り当てにおいて、新品タイヤのみを受け取る。以前に割り当てられたタイヤではなく、タイヤが温まっている可能性がある。

技術規則(2023年施行)
『Moto3™』
転倒現場に接近するライダーのための自動警報システムの導入を容易にするために、『DellOrto(デロルト)』の『6-axis IMU』及び『2D』からの『BC-OUT_RL-300』電源モジュールの導入と統合が含まれた電子制御に特定の変更を加える必要がある。

変更された機器とシステムは、2023年から有効となるが、技術開発は2022年のレース状況で実施される。

 

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