レミー・ガードナー、スーパーバイク世界選手権へ転向

1年間のプレミアクラス参戦を経て、中量級王者が新たなチャンピオンシップに転向することを決断

ヤマハ・モーター・ヨーロッパは15日、2021年に『Moto2™』のチャンピオンに輝き、2022年にKTMのサテライトチーム、テック3・KTM・ファクトリー・レーシングからプレミアクラスに参戦している24歳のオーストラリア人ライダー、レミー・ガードナーとの間でスーパーバイク世界選手権の参戦に関して合意したと発表。来季『GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team』から参戦することが決まった。

「確かに、僕は本当に幸せ。僕にとって新たな挑戦であり、新たな機会。来年の新しいプロジェクトを始められることに本当に興奮しているけど、今は力強くシーズンを締め括らなければいけない。あと6戦が残っている。プッシュを続け、ベストを尽くし、『MotoGP™』のキャリアを可能な限り良い形で終わらせたい。」

「学ぶことは沢山ある。タイヤ、バイク、電子制御。冬の間はストリートバイクにピレリのタイヤを装着して、できるだけ多くの周回を重ね、可能な限り理解しよう。新しい挑戦、新しいバイク、新しいチャンピオンシップが本当に楽しみ。」

「フィリップアイランドで開催される最終戦(最終戦バレンシアGPから2週間後の11月18日~20日開催)に参戦するということが話題になったことを知っているけど、今は何も言えない。確認もできていない。そうならなくても、来シーズンの緒戦はフィリップアイランドが予定されているから、それは最高だ。」

「3人がチャンピオンシップをファイトしていることは、クールだ。フランスのマニクールで開催されたレースを観たけど、正直なところ、レースはかなりクールだった。とても楽しそうだ。観客の観点からも、大変興味深いチャンピオンシップだ」と新たな挑戦に興奮。

GYTR GRT Yamaha WorldSBK Team』は、2019年からスーパーバイク世界選手権に参戦。4年目の今季は、昨シーズンに引き続き、ギャレット・ガーロフ野左根航汰を起用。総合11位のアメリカ人ライダー、ギャレット・ガーロフは、来季BMWのサテライトチーム『Bonovo Action BMW』から参戦することが同日に発表されたことから、総合19位に位置する野左根航汰の去就に注目が集まる。

ヤマハのオフィシャルチーム『Pata Yamaha with Brixx WorldSBK』は、トプラック・ラズガットリオグルアンドレア・ロカッテリを継続起用。

レミー・ガードナーの来季所属先が決定したことから、注目はダーリン・ビンダーの去就。軽量級から飛び級したことから、『Moto2™』に参戦することを問題視せず、複数のチームと交渉中。

一方で、テック3・ガスガス・ファクトリー・レーシングの1枠が現時点で空席。現状、中量級のポイントリーダーに進出するアウグスト・フェルナンデェスが有力候補に挙げられている。

 

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