ジェイク・ディクソン、王冠獲得に向けて残留

ガスガス・アスパル・チームは２７日、今季４度目の３位を獲得して総合８位に進出するジェイク・ディクソンとの間で２０２３年シーズンも継続起用することで合意したと発表。タイトル獲得に挑戦すると宣言した。

『500cc』に参戦した経験があり、サイドカー世界選手権のチャンピオンに輝いた父親の影響を受けた２６歳の英国人ライダーは、２年間の英国選手権スーパーバイククラスでの優秀な成績が評価され、２０１９年に同チームからレギュラー参戦を開始。２０２０年と２０２１年は、ペトロナス・スプリンタ・レーシングに所属して総合１８位と２０位。

代役として２０２１年８月の第１２戦イギリスＧＰと９月の第１３戦アラゴンＧＰには、プレミアクラスに参戦する機会が与えられ、今シーズンは古巣に復帰すると、第２戦インドネシアＧＰで初ポールポジション、第４戦アメリカズＧＰで初表彰台、第１１戦ＴＴアッセンからは３戦連続の表彰台を獲得。昨シーズン１５戦に参戦して３０ポイントを稼ぎ総合２０位だったが、今シーズンは１６戦が終了した時点で１２１ポイントを獲得し総合８位に躍進。大きな飛躍を遂げたことから、タイトル獲得という共通の目標に向けてパートナーシップを継続することになった。