本田技研と出光興産は25日、ホームグランプリとなる第16戦日本GPの決勝レース前に、モビリティリゾートもてぎのトラック上で、『ライダー育成プロジェクト』の10周年を迎えたことから記念のセレモニーを開催。
本田技研の三部敏宏(取締役代表執行役社長)、出光興産の木藤俊一(代表取締役社長)、ドルナスポーツのカルロス・エスペレータ(最高経営責任者)、イデミツ・ホンダ・チーム・アジアの小椋藍とソムキアット・チャントラ、ホンダ・チーム・アジアのマリオ・アジと古里太陽、両チームのチームマネージャーである青山博一、参戦初年度にチームマネージャーを務めた岡田忠之とライダーの高橋裕紀、イデミツ・アジア・タレント・カップに参戦するレギュラーライダーたちが記念撮影に参加した。
木藤俊一(出光興産)
「2013年から10年に渡り、ホンダとともにアジアの若手ライダー育成に携わらせて頂き、チームのオイルのテクニカルアドバイザーを勤めていることを大変光栄に感じています。当初は高橋裕紀選手の『Moto2™』参戦に始まり、2018年からは中上貴晶選手の日本人唯一となる『MotoGP™』の参戦、本年は『Asia Talent Cup(アジア・タレント・カップ)』出身の小椋藍選手およびソムキアット・チャントラ選手が『Moto2™』で複数回の優勝を果たすなど、本育成プログラムが確実に成果に結びついていることを実感しています。」
「これらは選手および監督、チーム関係者、ホンダ、ドルナスポーツのご尽力とファンの皆様のご声援のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。我々も世界に挑戦し続けるライダーとともに、高き理想と志を掲げ、挑み続けて参ります。」
三部敏宏(本田技研)
「出光興産とのアジアの若手ライダー育成プロジェクトが今年で10周年を迎えられたことを大変嬉しく思っています。『MotoGP™』にチャレンジする若手ライダーの夢を具現化するために、アジア地域各国におけるホンダのレース活動と連動させて展開しているこのプロジェクトはホンダにとって、大変意義のある試みであると思っています。」
「このプロジェクトを永きに渡りサポートしていただいております、出光興産には心より感謝を申し上げます。これからもアジアから、最高峰の『MotoGP™』でより多くのライダーが活躍することによって、これまで以上にモータースポーツが活発化することを切に願っています。」
本田技研と出光興産の共同計画である『ライダー育成プロジェクト』は、2013年にイデミツ・ホンダ・チーム・アジアの『Moto2™』参戦から始まり、2016年にはステップアップ手段としてホンダ・チーム・アジアが『Moto3™』に参戦。2017年からは『アジア・タレント・カップ』を支援し、世界で戦うライダーの輩出に取り組み、2018年にはイデミツ・ホンダ・チーム・アジアから参戦していた中上貴晶が『MotoGP™』に参戦したことで、最高峰につながる道筋ができた。